---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースオンライン 第192号       2005年(平成17年) 1月 1日   社団法人 大阪府臨床検査技師会 発行   http://www.osaka-amt.or.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ★このメールは等倍フォントで半角70文字程度をベースに作成しています。★ ---------------------------------------------------------------------- 今月のメニュー ■お知らせ         ■学術部 生物化学分析部門からのご案内         ■学術部 生理機能検査部門からのご案内         ■学術部 形態検査部門からのご案内         ■学術部 感染・免疫検査部門からのご案内         ■学術部 移植検査部門からのご案内         ■学術部 検査管理部門からのご案内         ■1月の行事予定         ■講習会などの報告・感想         ■リレーエッセイ バトンタッチ(山本益子)         ■知って得するウェブサイト         ■平成17年度 会費納入のお願い         ■編集後記 クールダウン(今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- ■□■ お知らせ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【平成17年 年頭所感】  社団法人 大阪府臨床検査技師会 会長 森嶋 祥之  新年あけましておめでとうございます。平成17年の年頭にあたり、ご挨拶を 申し上げます。  社団法人大阪府臨床検査技師会(以下本会)は先輩諸氏のお蔭を持ちまして 健在財政の確立など多くの懸案事項を解決し、順調な歩みを続けてまいりまし た。今後、保険制度改革などによる医療環境の変化が予想されますが、本会運 営におきましてはどのような局面にも常に対処・対応できる体制を整えておか なければなりません。そのためには、役員は常にこれからの医療環境の変化を 的確に捉え技師会運営に万全を期し、多くの会員の英知を結集しながら事業展 開をしなければならないと考えております。  具体的には平成17年度に、下記の事項等を通じて、組織の協調と強化に努め て参りたいと考えております。 1.医療現場で活躍し得る臨床検査技師の育成強化  チーム医療推進委員会を設置し、NST推進部(栄養サポートチーム)、I CT推進部(感染防御チーム)、褥瘡対策推進部(褥瘡対策チーム)、糖尿病 療養指導推進部(糖尿病療養指導士)、パス推進部(クリニカルパス)、LI 推進部(臨床検査情報室)の6分野について、特に推進することに致しました。  また、近畿臨床衛生検査技師会におきましても、平成16年10月度理事会にて、 近臨技チーム医療推進委員会の設置が決まり、近畿地区全体で、チーム医療推 進のネットワークが整いつつあります。この委員会とも連携して行き、医療現 場で臨床検査の専門家として、具体的に患者に貢献できるような人材育成を行 って参ります。  このような活動を通じて、薬剤師が薬剤管理指導料、管理栄養士が入院栄養 食事指導料という点数の下で、現在医療現場で活躍できるようになった経緯よ り、臨床検査技師にも保険点数の指導管理に属する点数化実現に繋げていきた いと思っております。 2.学術研究活動の奨励  臨床検査技師が臨床検査医学の発展に貢献するには、本会の会員の研究活動 に対して奨励する必要があると考えます。そこで、年2回(7月と2月)開催 していました大臨技フォーラムを年3回とし、11月には学術部が中心に企画を 行い、優秀な研究発表ならびに学術部6部門共同による最新情報の提供を考え ております。  このフォーラムには、臨床検査の教育機関の教員ならびに学生にも参加を願 い、臨床検査医学について多いに討論できるようなフォーラムの開催を目指す ものであります。このような臨床検査医学の発展を主な目的とした取り組みは、 今後の学会の在り方にも大きく影響を与え、今年10月予定されている近畿医学 検査学会と日本臨床検査医学会近畿支部総会との同時開催の発展にも寄与する ものと願っております。  また、4月には平成19年に近畿医学検査学会を大阪で開催すべく学会準備委 員会を立ち上げ、これからの手本となるような素晴らしい学会開催に着手する つもりであります。 3.検査室運営における情報の提供  衛生検査所の管理組織基準は衛生検査所指導要領に明文化されています。し かし、医療機関における管理組織については法的規制を受けていません。今後 は、医療機関の臨床検査室の精度を保証する観点から、第三者から見て、検査 室の精度を保証しうる管理体制の確立が求められます。  また、検査室運営では、「ブランチ化(検体検査院内委託)」、「FMS( Facility Management Service)、総合医療システム保障サービス」、「PFI (Priviate Finance Initiative)事業、民間資金等を活用による公共施設等の 整備等に関する事業」などの合理化策も、今後一層図られようとしています。  そこで、「病院機能評価」、「ISO(International Organization for Standardization、国際標準化機構」などの第三者評価となる情報ならびに検査 室の管理運営に参考となる情報についても提供を行って参ります。 4.府民への臨床検査の啓発活動の推進  本会が実施している事業の中で、直接府民に対する臨床検査の啓発活動には、 献血活動、手話活動、健康展活動などがあります。公益法人としまして、府民 への啓発活動は重要な事業であります。多くの会員がこれらの公益活動に参加 して頂き、多くの府民と直接臨床検査の啓発を行える体制作りの整備も考えて おります。 5.法人設立20周年記念式典の開催  本会は、平成18年1月9日に法人設立20周年を迎えます。改めて今日まで本 会を力強くご支援いただきました会員の皆様に深謝申し上げます。平成18年2 月には記念式典を予定しておりますので、一人でも多くの会員の皆様にご参加 を頂き、本会の取り組みが府民の健康増進に寄与していることを内外ともに報 告する所存であります。  今後とも、本会の取り組みにご支援・ご協力をお願い申し上げまして、年頭 の挨拶といたします。 【第6回「大放技・大臨技合同フォーラム」開催】  毎年恒例となりました(社)大阪府放射線技師会(大放技)との共催による 「大放技・大臨技合同フォーラム」を下記の通り開催します。異なる医療職種 の立場から、医療環境を取り巻く問題や学術的な話題など一緒に考えて行きた いと思います。ぜひ多数の皆様の参加をお待ちしております。  日 時:平成17年1月15日(土)14:30〜17:00  場 所:関西医科大学病院南館2F 臨床講堂      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/20.html  内容1:教育講演 〜これだけは知っておきたい基礎講座〜                   心電図・胸部一般撮影の見方、読み方  内容1-1:心電図について  講師1-1:日生病院中央臨床検査部 山崎 正之  内容1-2:胸部一般撮影  講師1-2:大阪大学医学部附属病院 放射線部 川本 清澄  内容2:特別講演 〜生活習慣病からの社会復帰〜  講師2:関西医科大学第二内科助教授 木村 穣  参加費:500円(会員・非会員とも)  評価点:A−10点  連絡先:多根総合病院 竹浦久司      E-mail:q_take@tane.or.jp  共 催:(社)大阪府放射線技師会 【第5回 大臨技フォーラムのお知らせ】  これからの医療はどう変わるのか?検査技師の将来はどうなっていくのか? 医師、看護師、薬剤師、経営者、IT関係(電子カルテ)それぞれの立場でご 活躍の先生方に情報を提供していただき、未来の医療について考えていきます。  日 時:平成17年2月19日(土)14:00〜19:00  場 所:阪南パラド−ム3階クスノキホ−ル  テーマ:医療情報『未来の医療』  特別講演:国際医療協力入門『臨床検査技師の可能性』    講師:岡山理科大学理学部 臨床生命科学科 工藤 芳子  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  評価点:B−15点  連絡先:東住吉森本病院臨床検査科 運天政五郎      E-mail:unten@x.age.ne.jp 【手話講演会のお知らせ】  みなさんは聞こえない患者さまに、どのように話しかけたらよいのか解らな かったという経験はありませんか?こんな時、どうしたらうまく伝える事がで きるのかを、一緒に考えてみたいと思います。後半は簡単な手話の講習もあり ますので、ぜひご参加下さい。  日 時:平成17年1月29日(土)14:00〜16:00  場 所:クレオ大阪西(西九条)  テーマ:“はじめの一歩”(ケーススタディ・手話講座)  参加費:無料(どなたでも参加できます)  評価点:A−10点  連絡先:大阪警察病院臨床検査科 赤木征宏 【国民医療を守る大阪府民集会〜混合診療の解禁に反対で決議〜】 ●決議内容  政府は、これまで医療改革と称して、国民や患者に大きな負担増を強いる政 策を強行してきた。さらに、今回は「混合診療」を解禁する方針を示している。 「混合診療」の解禁は、さらなる患者負担の増大をもたらし、お金のあるなし で医療が受けられる人と受けられない人が出てくるなど差別化を生じさせる。  その結果、いつでも、どこでも、だれもが、安心して受診できる国民皆保険 制度が崩壊するのは必至である。人の「いのち」は平等であり、質の高い、必 要な医療をだれもが公平、平等に受けられるよう、われわれは政府・与党に対 して次の事項を強く要求する。  1.だれもが安心して受診できる国民皆保険制度の堅持  1.公平かつ平等な医療を妨げる混合診療を解禁するな  1.公的医療保険給付の縮小に反対する以上、決議する。  大阪府三師会をはじめとし、大阪府臨床検査技師会などの医療関係団体や地 域市民団体、23団体で構成され府民の健康維持・増進、医療保健福祉の推進の 為の活動を展開している、大阪府地域医療推進協議会(会長:酒井國男大阪府 医師会会長)は11月25日大阪厚生年金会館で集会を開催し、府民約2400人が参 加する中、混合診療解禁に反対する決議を採択した。  その中で、同協議会が集めた国民皆保険制度を守る署名運動の結果の報告が あり、目標の50万人を上回る89万2435人の署名を集め、全国規模では597万7819 人分が集まったと発表した。  衆・参両議院の議長あてに提出された、これらの請願は国会の本会議にて採 択され、内閣に送付の運びとなった。 【自然災害に対する義援金の送付報告】  災害に遭われた会員に対し、大臨技会員の総意としとして義援金5万円を日 臨技宛てに送金金いたしました。 ■□■ 学術部 生物化学分析部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 臨床化学検査分野 講演会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成17年1月20日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階小講義室  テーマ:臨床化学検査の標準化の動向  内容1:臨床化学検査領域の標準化について               −いくつかの標準化プロジェクトに関わって−  講師1:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 増田詩織  内容2:アミラーゼ標準化の現状と展望  講師2:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社                    カスタマーサポート本部 佐伯貴和  内容3:コリンエステラーゼの標準化について−経緯と現状−  講師3:シノテスト株式会社 射場信之  参加費:会員700円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 増田詩織      E-amil:shiori-m@kensa.med.kindai.ac.jp ★ 免疫検査分野 特別講演会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今や毎年のスギ花粉の飛散予測はアレルギー患者様にとってかかせないもの となっています。スウェーデンダイアグノスティックス株式会社の五十嵐千尋 先生には、どのような因子をもとに予測者たちが予測をたてているのかをご説 明いただくと共に、大量飛散が予測されている2005年のスギ花粉飛散量につい て予測状況をご報告いただきます。  一方、大阪医科大学附属病院の繁正志先生には、アレルギー分野でのトピッ クスとして近年注目を浴びている、ラテックス−フルーツ症候群と口腔アレル ギー症候群についてご解説いただきます。機能評価や認証取得に向けて我々臨 床検査技師のみならず多くの医療従事者にとってラテックス手袋の着用機会が 増えてきており、ラテックスアレルギーについて理解を深めることは重要であ ると思われます。また、スギ花粉症の方がリンゴを食べると口の周りが赤くな るといった現象が報告されており、その機構についても概説いただくことにな っています。時期的にもタイムリーな話題になると思われます。  会員の皆様におかれましては何かとご多忙のこととは存じ上げますが、万障 お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願いいたします。  日 時:平成17年1月25日(火)18:30〜20:00  場 所:大阪医療技術学園専門学校2階講義室  内容1:スギ花粉飛散予測法と2005年スギ花粉飛散予測状況について  講師1:スウェーデンダイアグノスティックス株式会社                           学術部 五十嵐千尋  内容2:口腔アレルギー症候群(OAS)とラテックス−フルーツ症候群  講師2:大阪医科大学附属病院中央検査部 繁正志  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪医科大学附属病院中央検査部 上田一仁      E-mail:uedaya@poh.osaka-med.ac.jp ■□■ 学術部 生理機能検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 画像検査分野 心エコー研究会 特別講演会 ★★★★★★★★★★★★  日 時:平成17年2月26日(土)14:00〜17:00  会 場:日本シェーリング株式会社  内容1:冠動脈病変をエコーで診断する                〜asynergyの見方からcoronary flowまで〜  内容2:渡辺先生を囲んでの症例カンファレンス  講師2:神戸市立西市民病院 渡辺弘之   参加費:心エコー研究会年会費納入者…無料/ その他…1,000円  連絡先:近畿大学医学部附属病院循環機能検査室 小谷 敦志      E-mail:akotani@kensa.med.kindai.ac.jp ★ 画像検査分野 心エコー研究会 第100回を迎えてのお礼  ★★★★★★  おかげさまで、1992年1月から発足した心エコー研究会は2004年11月をもっ て第100回を迎えることが出来ました。研究会発足当時を振り返りますと、超音 波装置にカラードプラ機能が標準装備され、性能も目まぐるしく向上し、超音 波装置の革命的な躍進を迎えた時期でもありました。  また、関連学会では次々に発表される膨大な研究成果により、現在の心エコ ー検査法の土台となるものが数多く築かれてまいりました。そんな心エコー花 盛りの時代においても、多くの施設では医師が心エコー検査の主役であり、技 師向けの講習会といえば通り一遍の初心者講座しかありませんでした。  “このままでは、技師は遅れをとるばかり”との危機感に意を共にした先輩 技師の努力により、“主に中級者を対象とし、検査技術・知識の向上と施設間 の交流を目的”とした心エコー研究会が発足しました。  当初は広く宣伝することもなく参加者は30〜50名程度でしたが、口コミで会 員数も徐々に増え、2002年度からは大臨技行事予定表に開催日程が組み込まれ、 現在では参加者が100名を上回るほどの大きな会へと育ちました。歴代代表幹事 の意気込みや研究会をささえていただいた会員の皆様の賜物と感謝しておりま す。  今後も発足当時の趣旨を基本に“研究会”という名にふさわしい会へと発展 させることを目標とし、微力な代表幹事ではありますが皆様方の力をお借りし て心エコー研究会をさらに盛り上げてゆきたいと思っています。 (心エコー研究会代表幹事 小谷敦志・小澤寿美恵) ■□■ 学術部 形態検査部門からのご案内 ■□■□■□■□■□■□■□ ★ 病理検査分野からのお知らせ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  第19回大阪病理技術研究会を開催いたします。技術的な疑問や質問について 当日可能な限り回答できればと考えています。質問等何でも結構ですので、下 記連絡先まで郵送またはメールにてご連絡お願いいたします。  内容などについては変更の場合もあります。詳細については大臨技ニュース 2月号に掲載いたしますのでご確認ください。  日 時:平成17年2月26日(土)13:00〜18:00  場 所:日生病院別館1階講堂(大阪市西区立売堀6−3−8)  テーマ:第19回大阪病理技術研究会  内容1:免疫組織化学染色 〜固定と抗原賦活法について〜  講師1:ダコ・サイトメーション(株)メディカルサイエンス部 今岡由紀  内容2:病理検査室の環境改善について  講師2:大阪医科大学附属病院病理部 森川政夫  内容3:病院機能評価時の検査室視察のポイント                       〜特に病理検査室について〜  講師3:(株)エスアールエル企画営業部 鈴木博誌  内容4:危険がいっぱい病理検査室     〜危険性、有害性試薬の種類と取扱および関連する法規制について〜  講師4:メルク株式会社試薬部 渡辺明朗  内容5:HE染色(演題未定)  講師5:大臨技病理検査分野(演者未定)  内容6:病理標本の精度管理(滋賀県の取り組み)                   〜薄切・HE染色を中心に〜(仮題)  講師6:大津赤十字病院病理部 守安岳征  内容7:工夫コーナー及びQ&A  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:日生病院病理検査室 水口洋一      E-mail:y-mizmiz@m4.kcn.ne.jp ■□■ 学術部 感染免疫検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 微生物検査分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  結核が再興感染症として注目され、結核菌検査指針が改訂されて数年を経過 しています。皆さんの施設では結核(菌)の検査はどこまでされていますか? 大きな総合病院の微生物検査室であっても結核菌検査だけは外部委託されてい る施設もありますが、今一度結核菌検査について考え、“ここまでなら院内検 査室で実施できる”というレベルアップした答えを見付けてみましょう。皆様 奮って御参加ください。  日 時:平成17年1月25日(火)18:30〜20:00  会 場:大阪市立大学医学部4階中講義室  テーマ:『どうしてますか?どこまでしてますか?結核検査』  講 師:大阪府呼吸器・アレルギー医療センター 吉多仁子  参加費:会員500円、非会員3,000円(会員証を御持参下さい)  評価点:C−10点  連絡先:(社)阪大微生物病研究会 坂本雅子      E-mail:masako@biken.osaka-u.ac.jp ■□■ 学術部 移植検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 輸血移植検査分野 輸血セミナー2005お知らせ ★★★★★★★★★  本年、厚労省より輸血前後の感染症マーカー検査の在り方が示され、それに 伴い「輸血療法の実施に関する指針」の改正が行われ、平成16年9月17日付け で各都道府県知事に通知されています。その中では具体的な検査項目も示され ており、医療機関に適正な対応が求められています。  今回、輸血後感染症に対して、血液センターと医療機関のそれぞれの立場で 講演していただき、今後の対応について考えていきたいと思います。また、輸 血療法の安全性の向上を目指して、適正使用の推進と輸血過誤防止も取り上げ ました。会員皆様の多数のご参加をお待ちしています。  なお、輸血セミナー終了後、懇親会を行います。参加希望者は、事前にハガ キまたはメールで、「輸血セミナー懇親会参加希望」と記入して、施設名・所 属・会員番号・氏名・連絡先TELを『関西医大附属香里病院中央検査部(血 清室) 大西修司(E-mail:nx650@opal.plala.or.jp)』宛へご連絡下さい。 申し込み締切りは、平成17年1月31日です。  日 時:平成17年2月11日(金)10:00〜16:00  場 所:大阪市立総合医療センターさくらホール  テーマ:平成16年度 輸血セミナー2005  内容1:輸血後感染症遡及調査  講師1:大阪府赤十字血液センター 谷慶彦  内容2:適正使用推進の取り組み  講師2:愛知医科大学附属病院 安藤闍宣  内容3:輸血後感染症管理  講師3:大阪市立大学附属病院 西口修平  内容4:シンポジウム「輸血過誤防止」  講師4:大阪医科大学附属病院 志磨美緒      済生会松阪総合病院 森本誠      綾部市立病院 四方学  参加費:会員3,000円、非会員6,000円  評価点:C−15点  連絡先:近畿大学医学部附属病院輸血部 金光靖      E-mail:yuketsu@med.kindai.ac.jp ■□■ 学術部 検査管理部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 情報管理分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  情報管理分野では、国家試験である「情報処理技術者」の「初級システムア ドミニストレータ(初級シスアド)」合格へ向けての講習会を8回シリーズで 開催しています。  そろそろ、受験申し込みが始まる時期です。受験を考えている人は、苦手分 野克服のためにも、是非、受講して色々と質問してください。  最新の情報は以下のページに記載しますので、そちらもご参照ください。 ◆http://www.osaka-amt.or.jp/annai/041022.html  日 時:平成17年1月14日(金)18:30〜20:00  内 容:第5回 システム設計  講 師:大阪メディカルラボラトリー 佐藤宏美  日 時:平成17年1月28日(金)18:30〜20:00  内 容:第6回 システム運用・文書化と発表技術  講 師:大阪メディカルラボラトリー 佐藤宏美  場 所:大阪医療技術学園専門学校 2階大教室      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/19.html  テーマ:初級システムアドミニストレータ午前問題講座  参加費:1回参加 1,000円 8回通し参加 4,000円  評価点:B−10点  連絡先:京阪病院 真鍋史朗      E-mail:manabe@osaka-amt.or.jp ★ 機器管理分野 特別講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  現在の汎用自動分析装置の性能は、格段の進歩を遂げ多様なニーズに対応で きる機広く臨床検査の場で利用されています。  汎用自動分析装置の性能は測光部と測定部に大きく委ねていますが、測光部 は以前と変わらない吸光光度法が主流です。しかしその装置は次第にブラック ボックス化され、私たちは機器性能・メンテナンスなど十分に把握せずに日常 業務を行っていることはないでしょうか。 そこで今回の機器管理分野講演会は、「汎用自動分析装置の解剖・生理学」を テーマとしてとりあげました。まず汎用自動分析装置の測定原理の変遷と進歩 について説明し、各メーカからは測光部、秤量部、恒温部、イオン選択電極部 等について解説していただきます。  今回の講演会は、講師に汎用自動分析装置を提供している各メーカから参加 していただきます。日常の汎用自動分析装置の性能に疑問をお持ちの方、オペ レーションに不安の方など多くの方にご参加をいただき、日頃の疑問をぶつけ てもらえればと考えています。多くの方のご参加をお待ちしています。  日 時:平成17年1月22日(土)14:30〜17:00  場 所:あべのメディックス8F研修室  テーマ:汎用自動分析装置の解剖・生理学  内容1:汎用自動分析装置の原理と性能の進歩  講師1:松下記念病院 中島 康仁  内容2:汎用自動分析装置の構造          −分光部、秤量部、恒温槽、イオン選択電極等について−  講師2:日立、東芝、日本電子、オリンパス各メーカの担当する部分及び講      師は現在調整中です。  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  評価点:B−10点  連絡先:松下記念病院中央臨床検査部 中島康仁      E-mail:fwhz2544@mb.infoweb.ne.jp ★ 管理運営分野 特別講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  臨床検査技師の資格をとるために、必ず必要なものとして、学生時代の臨地 実習があります。しかし、現場では「自分の仕事だけで手一杯なのに、どうや って学生を指導すればいいのかわからない。」「感染の問題もあるし、どの程 度まで患者検体を扱わせてよいのだろう?」といったさまざまな問題・疑問点 を抱えながら、臨地実習を行なっているのではないでしょうか。  今回、管理運営分野では「臨地実習、どうしていますか?」ということをテ ーマとして掲げ、実際に病院で行なっている臨地実習における問題点を出すこ とと、どうやってそれを解決していけるのか、ということを話し合っていける 講演会を企画しました。  具体的には、「実際に臨地実習を受けてどう思ったか」「学生を引き受けて、 どのように対応しているか」「学生には、どのように対応してもらいたいのか 」「臨地実習全般に対して、どのような問題点があるのか、その解決方法はあ るのか」といったことで講演をしていただき、最後にシンポジウム形式でディ スカッションを行なう、といった内容を予定しています。  より多くの方々に参加いただき、有意義なディスカッションを行なうことが できれば、と思っています。大勢の方々のご参加をお待ちしています。  最新の情報は以下のページに記載しますので、そちらもご参照ください。 ◆http://www.osaka-amt.or.jp/annai/050129.html  日 時:平成17年1月29日(土)14:00〜17:00  場 所:大阪中央病院 13階大会議室  テーマ:臨地実習、どうしていますか?  内容1:臨地実習の感想  講師1:大阪第二警察病院 津村 京子  内容2:学生受け入れ(病院検査室)側から  講師2:京都府立医大附属病院 南部 昭  内容3:学生送り出し(学校)側から  講師3:大阪府立看護大学医療技術短期大学部 近藤 弘  内容4:臨地実習の問題点について  講師4:愛媛県立医療技術大学 佐川 輝高  内容5:ディスカッション  講師5:司会:松下記念病院 中島 康仁  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  評価点:A−15点  連絡先:京阪病院 真鍋史朗     E-mail:manabe@osaka-amt.or.jp ■□■ 1月の行事予定 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 13日(木)大臨技理事会      血液検査分野 [形態セミナーシニア] 14日(金)情報管理分野 [定期講習会] 15日(土)第6回大放技・大臨技合同フォーラム 19日(水)画像検査分野 [腹部超音波研究会] 20日(木)臨床化学検査分野 [講演会] 22日(土)輸血移植検査分野 [症例検討会]      機器管理分野 [講演会] 25日(火)免疫検査分野 [定期講習会]      微生物検査分野 [定期講習会] 28日(金)情報管理分野 [定期講習会] 29日(土)渉外部 [手話講演会]      管理運営分野 [特別講演会] ◆携帯からでも行事予定表を見ることができます! -----------------------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/ ■□■ 講習会などの報告・感想 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【大臨技会員交流会に参加して】  先日、11月27日に大阪労災病院で行われた会員交流会に参加してきました。 知り合いも全くおらず、やや緊張気味で講義室へと足を踏み入れましたが、緊 張しているのもつかの間。そんな暇もない程、次から次へと色々なゲームやク イズが繰り広げられました。  そのゲームの中で最も印象深かったのは「患者さんへの説明ゲーム」でした。 それは一つの封筒を渡され、その封筒の中に書かれたシチュエーションに遭遇 した時、患者さんにどう説明するかをショートコント形式で発表するというも のでした。説明の内容はもちろんの事、なぜか笑いも重視されたゲームだった ので、最初は“自分には無理かも…”と戸惑いましたが、実際前に立ってやっ てみると、それほど面白くないギャグにも笑いが巻き起こり“自分は芸人でも 食べていけるんじゃないか?”と思える程、雰囲気を楽しむ事が出来ました。  そして何より、色々な人と気軽に話しができ、新しい出会いを見つけられた 事が私は一番嬉しく思いました。景品もどっさり貰えたので、大きな声では言 えませんが、来年もまた新会員に紛れて参加したいと思います。 (大阪赤十字病院検査部 小窪直輝) 【第20回せっつ市民健康まつり開催される】  11月14日、第20回せっつ市民健康まつりが摂津市保健センターにて開催され ました。毎年当地区での農業祭に合わせてこの時期に開催されています。昨年 から積極的な健康管理を市民へ伝えたいとの医師会の要望があり、昨年は簡易 血糖測定・血管年齢測定・骨密度測定の3項目を行ないました。  今年はさらに呼吸機能検査を追加するとともに会場も広い部屋を準備してい ただいたこともあって、技師会員6名とメーカー4名の10名のスタッフを配置 して新しい気持ちでスタートしました。  同地区の吹田の健康展とは異なり各検査に整理券を発行しての予約制を敷い たこともあり、検査現場での混乱はありませんでした。しかし、10時の受付開 始時には多くの市民が一気に殺到、保健センターの方が“順序よく並んでくだ さい”との案内をしてくれるも受付はてんてこ舞い…、このままでは受付30分 で当日検査分の整理券が無くなるかも…と心配しましたが、程良い途中で落ち 着きホット一息、何とか市民が希望される検査は確保できました。  大きなトラブルもなくまた医師会の先生方の結果説明も順調に進んだことも あり、3時の終了時には呼吸機能測定61名、骨密度測定88名、簡易血糖測定88 名、血管年齢測定100名で、総合計337名の市民の方を計測することができまし た。  吹田の健康展での報告にも書かせていただきましたが、この方法での健康ま つりへの技師会としての参加が、本当に市民の方の健康管理に一番良い形であ るかどうか疑問視される部分もあります。今後は今までの参加形式にこだわら ず検査技師として最良の技術が発揮できるような形態をとりたいと考えていま す。今まで参加された方、これから参加しようと思われる方、健康展に興味の ある方のたくさんの意見を待っています。最後に当日参加していただいた関係 者各位にあつく御礼を申しあげます。 (第2地区区長 本岡敬一郎) ■□■ リレーエッセイ バトンタッチ ■□■□■□■□■□■□■□■□ What do you do? ---------------  あれは忘れもしない、3年前の夏のこと。受付の電話が鳴ったので、いつも 通り「エコー室です。」と対応すると、いきなり!「Can you speak English?」 「!?」しばしの沈黙の後、もう一度「Can you speak English?」「!!」皆さん ならわかっていただけると思います。私の頭は一瞬にして真っ白になり、Yes ともNoとも言えず、ただただ沈黙を守るのみ。  すると電話の相手は、軽くため息をついた後、「No?」と一言。私は小さな 声で「No. Sorry.」と言うと、彼は「O.K.」と言ってガチャンと電話を切りま した。それを合図に金縛りは解け、汗が噴き出し、しばらく放心状態に…。  なんだったのー!今の電話は?外線とは思うけどなんでここ(エコー室)に 電話が回ってくるのよー!!と交換手を呪い、はたまた『どっきりテレビ』かと 、廊下をのぞいてみたりして。  でも少ししてやっと冷静に考えられるようになると、もしかしたら彼(若い 男の人の声でした)又は彼の知り合いの具合が悪くて、英語で対応できる病院 を探していたのかもと思ったとき、「Yes」と言えなかった自分が急に悔しく なりました。これが、私が英会話を習い始めたきっかけです。  英会話なんて日本で暮らしてたら必要ないわ!と思っていた私にとって、こ れはかなり衝撃的な事件でした。今では密かに、病院で使えそうな英会話をメ モしたノートをポケットに潜ませております。あれからまだ一度も使ったこと はないけれど…。  さて皆さんは、いきなり電話で「Can you speak English?」と言われたら、 どうしますか? (南大阪病院 山本益子) ■□■ 知って得するウェブサイト □■□■□■□■□■□■□■□■□■ -----------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/link/web.cgi ◆Google Scholar (beta) ------------------------------------------> http://scholar.google.com/  検索エンジンで有名なGoogleが開発した、学術文献が検索できるサイトです。 まだβ版ですが、これにより、ネットで公開されている研究論文や研究概要な どを検索することが可能です。author: をつけることで、著者検索ができたり、 検索結果に引用元へのリンクが張られる、といった機能があります。ただ、残 念ながら、今のところ日本語には対応していません。 ◆アダルトサイト被害対策の部屋 ----------------------------------------> http://www.higaitaisaku.com/  色々なホームページを見ていたら、突然WWWブラウザの調子がおかしくな った…とか、妙なポップアップ広告が常時出てきて困る…とか、そういった問 題でお悩みになったことはありませんか?このサイトは、名前はちょっと怪し いですが(笑)PCの調子が悪くなったときに、非常に参考になるところです。 サイト名に惑わされず、困ったときは一度アクセスしてください。 ◆関西焼肉.com ----------------------------------> http://park15.wakwak.com/?ikarin/  関西で焼肉屋さんを探すなら、まずはここから!というくらい有名なサイト です。もう、掲示板やお店の情報を読んでいるだけで、すぐにでも食べに行き たくなるような雰囲気が出ています。寒くてパワーが出ないときは、やはりお 肉ですよね。美味しいお店を探して、モリモリ食べて元気になりましょう! ■□■ 平成17年度 会費納入のお願い ■□■□■□■□■□■□■□■  平成17年度会費納入時期となりました。会費は前納制をとっていますので、 1月31日までのできるだけ早い時期に納入してください。  なお、1月31日までに納入されないとき(継続の方)は会誌「医学検査」が 中断されますので念のためご案内します。  納入金額 (1)日本臨床衛生検査技師会  10,000 円       (2)大阪府臨床検査技師会   4,700 円       (3)近畿臨床衛生検査技師会   300 円  合計 15,000 円 ●原則として領収書の発行は行いません。郵便振込みの際に渡される半券の領  収書をもって大臨技会費領収書とさせていただいています。従前のような手  書きの領収書を特に必要とされる方は別途大臨技事務所へご依頼ください。 ●新入会員の方は、入会金6,500円(日臨技2,000円、大臨技4,500円)が加算  されますので、合計 21,500円となります。 ●なるべく施設毎にまとめてお振込みください。 ●納入の際は必ず施設名と会員番号をご記入ください。 ●会員の「継続」「入会」「異動」などの届出は、日臨技ホームページのJAMT  IS、または所定用紙の郵送でお願いします。TEL、FAXでの届出はご遠慮くだ  さい。なお、JAMTISによる届出方法に関する詳細、所定の郵送用届出用紙の  綴じ込みは、会誌「医学検査2003年1月号Vol.52、No.1」に掲載されていま  す。届出用紙については、下記URLをご参照ください。  ◆http://www.jamt.or.jp/information/official/shinsei.html ●特に住所変更については、必ず届出をしてください。届出をされませんと、  宅急便のメールサービスを利用した大臨技からの郵送物は、あて先不明で配  達されなくなります。 ●免許申請中で入会された方は、「免許番号・取得年月日」を速やかに大臨技事  務所へ連絡してください。入金登録もできませんし、3月末日をもって除籍  扱いとなります。 ■□■ 編集後記 クールダウン ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 夢追人 ------  先日某大手企業の健康診断の仕事で心電図を担当した時のこと。30歳代の男 性の順番になってその方は随分と日焼けしていて「海行ってたので皮がボロボ ロですけどいいですか?」というのでサーファーかな?と思って聞いてみると ダイビングでバリに行ってたのだという。  ガンガンに潜ってそうな感じだったので「ダイブマスターですか?」と聞く と「実はインストラクターなんです」との返事。話によると彼はその会社に入 社する前にインスタラクターとしてダイビングショップで働いていた。そこで 何年か働いてるうちに結婚。ところが結婚したらやはりある程度の安定した収 入が必要だと感じ、不本意ながらそのダイビングショップを辞めて今の会社に 入社。ところがプライベートでちょくちょくダイビングをしているうち、やっ ぱりインストラクターとしてもう一度復帰したいと思うようなってきたのだと いう。  プライベートで海へ行くのとインストラクターとして客を連れて海へ行くの とでは全く別、天国と地獄だ。仕事で潜るとなると客の安全にそれはもう非常 に気を使う。体力的にもこの先60歳までガンガンに海に潜るというのはキツイ し長くやってると減圧症や潜水事故などのリスクも高くなる。  経済的にも今の会社(しかも大手)にいてる方がどう考えても安定している のだがそれでも彼は「夢を捨て切れてなかったというのがわかったんです」と 言って決心しているようだった。一言で夢を追いかけると言うのは簡単だが自 分の本当にやりたい仕事をしている人間は実際は少ないのだ。果たして私は…。 そう思うと彼は苦労はあっても幸せだ。とりあえず心電図は正常範囲内だった しどこかの海で会えたらいいな。 (今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースでは、皆さんのご意見、情報等お待ちしております。 FAX:06-6644-1128 E-mail:imai@osaka-amt.or.jp 郵送の場合は大臨技事務所までご送付下さい。 2月号の原稿〆切は1月7日(金)、3月号は2月5日(土)です。 ---------------------------------------------------------------------- copyright(c) 2004-2005 Osaka Association of Medical Technologists. 掲載記事の無断転載を禁じます。