---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースオンライン 第191号       2004年(平成16年)12月 1日   社団法人 大阪府臨床検査技師会 発行   http://www.osaka-amt.or.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ★このメールは等倍フォントで半角70文字程度をベースに作成しています。★ ---------------------------------------------------------------------- 今月のメニュー ■お知らせ         ■学術部 生物化学分析部門からのご案内         ■学術部 生理機能検査部門からのご案内         ■学術部 形態検査部門からのご案内         ■学術部 移植検査部門からのご案内         ■学術部 検査管理部門からのご案内         ■12月の行事予定         ■講習会などの報告・感想         ■リレーエッセイ バトンタッチ(高田厚照)         ■知って得するウェブサイト         ■平成17年度 会費納入のお願い         ■編集後記 クールダウン(今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- ■□■ お知らせ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【第6回「大放技・大臨技合同フォーラム」開催】  毎年恒例となりました(社)大阪府放射線技師会(大放技)との共催による 「大放技・大臨技合同フォーラム」を下記の通り開催します。異なる医療職種 の立場から、医療環境を取り巻く問題や学術的な話題など一緒に考えて行きた いと思います。ぜひ多数の皆様の参加をお待ちしております。  日 時:平成17年1月15日(土)14:30〜17:00  場 所:関西医科大学病院南館2F 臨床講堂  内容1:教育講演 〜これだけは知っておきたい基礎講座〜                   心電図・胸部一般撮影の見方、読み方  講師1:未定  内容2:特別講演 〜生活習慣病からの社会復帰〜  講師2:関西医科大学第二内科助教授木村穣  参加費:500円(会員・非会員とも)  評価点:A−10点  連絡先:多根総合病院 竹浦久司      E-mail:q_take@tane.or.jp  共 催:(社)大阪府放射線技師会 【糖尿病療養指導士講演会「知って得するSMBG」】  今、多くの病院でSMBGに検査科が関与しつつあり、特に使用される機器 の管理を担当されている施設が多いと思われます。またこれから参入していこ うとしている施設もあると思います。しかし、現実として機器の特徴や注意点 を知らないまま使用していたり、自施設で使っている機器は知っているがその 他のことは理解されていない施設が多いのではないでしょうか。  今回この点をターゲットとした講演会を開催することになりました。日頃か ら機器に関しての素朴な疑問をお持ちの方、現状の使用機器の見直しを考えて いる方など多くの方の参加をお待ちしております。  日 時:平成16年12月4日(土)13:50〜16:30(受付13:20〜)  場 所:クレオ大阪中央      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/11.html  テーマ:知って得するSMBG  内容1:日本における各社簡易血糖測定機器の特徴  講師1:株式会社ケーエスケー 足立晃一  内容2:SMBGにおけるクレームとその原因  講師2:株式会社三和化学研究所 村上公一  参加費:会員500円、非会員3 ,000円  評価点:B−10点(「第1群」自己の医療職研修単位−臨床検査技師−      0.5 単位認定申請可能です。)  連絡先:医療法人協和会協和会病院検査科 本岡敬一郎      E-mail:suita-kensa@kyowakai.com 【平成15年度血液事業の現状報告】  大阪府の献血事業は、府民の皆様の暖かい善意と市町村献血推進協議会をは じめとする献血推進団体のご努力とご支援により、平成15年度は429,458人の 方々から献血のご協力をいただき、医療機関に供給することができました。  大阪府では、府民の健康と安全を守ることを目的に「府内の医療機関で必要 とする血液を府内の献血で確保する」を合言葉に献血運動を推進しております が、平成14年7月の法律の改正に伴い、それを具体化した「※大阪府献血推進 計画」を平成15年度に策定し、安定的な献血者確保を目指しております。  府内の献血状況は、平成10年度以降、徐々に減少している状況にあり、平成 15年度の献血状況についても、前年度比97.2%、12,288人の減少になりました。  しかし、全体的に府内の医療機関で必要な血液は、医療機関での使用量の減 少もあり、府内の献血でおおむね確保することができました。  集計結果が示すには、冬期の献血者の安定確保ならびに若年者への献血思想 の普及・啓発を図りつつ、夏期の献血者を安定確保することが引き続き課題と なっております。  今後、移植医療や医療技術の進歩、高齢者人口の増加による血液製剤の需要 の増大、いまだに輸入に頼っている血漿分画製剤の国内自給の確立、血液製剤 の安全性の確保などさまざまな課題に対して「府民が安心して安全な医療を受 けられる」よう取り組んでまいりたいと存じます。  つきましては、今後とも血液事業の重要性をさらにご理解いただき、より一 層のご支援とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。  大臨技においても年2回(7月・2月)「ほんわかボランティア」と称して、 渉外部において献血の呼びかけを行っております。会員の皆様にはご支援、ご 協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。  大阪府献血推進計画については大阪府健康福祉部薬務課総務・企画グループ のホームページ内に掲載されています。 ◆大阪府献血情報ホームページ -------> http://www.pref.osaka.jp/yakumu/kenketsu/kennketsukeikaku.htm ◆大阪府健康福祉部薬務課 ---------------------------------------------> http://www.kenketsu.net ■□■ 学術部 生物化学分析部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 第1回生物試料分析科学会近畿支部例会 ★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年12月18日(土)13:00〜16:00  場 所:あべのメディックス6階ホ−ル  内容1:イムライズによるサイトカインの測定について  講師1:株式会社三菱化学ヤトロンDPC・RIAグループ 林晃  内容2:フローサイトメータを用いたサイトカイン分析  講師2:日本ベクトン・ディッキンソン株式会社                  BDバイオサイエンスグループ 八島利博  内容3:特別講演「Th1/Th2バランスとその免疫反応における意義」  講師3:東京大学名誉教授 成内秀雄  参加費:会員、非会員共に500円(どなたでも参加できます。)  評価点:B−10点  主 催:生物試料分析科学会 近畿支部  後 援:社団法人 大阪府臨床検査技師会  連絡先:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 増田詩織      E-Mail:shiori-m@kensa.med.kindai.ac.jp ■□■ 学術部 生理機能検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 画像検査分野 心エコー研究会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  12月2日(木)は心エコー研究会の開催日です。多数のご出席をお願いいた します。  日 時:平成16年12月2日(木)18:30〜20:00  場 所:関西医科大学病院南館臨床講堂2階  テーマ:症例検討会〜学会発表を再考察する〜  内容1:左室内血栓性可動性腫瘤認め外科手術にて除去し得た1症例  講師1:宝塚市立病院 浅岡伸光  内容2:収縮性心膜炎の1症例  講師2:住友病院 小澤寿美恵  内容3:脳梗塞を契機に発見された大腸がん左室内転移の1症例  講師3:大阪大学医学部附属病院 梅川成子  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪市立医学部附属病院中央臨床検査部 藤岡一也      E-mail:kfujioka@msic.med.osaka-cu.ac.jp ★ 画像検査分野 腹部超音波研究会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★  昨今、医療業界のみならず乳癌への関心が非常に高いことは言うまでもあり ません。そこで、腹部超音波技術研究会の定期講習会でも乳癌を取り扱います。  特に今回は、注目を集めているマンモグラフィ併用乳癌検診や超音波検査の 位置づけなど、我々が直接関わることから、乳癌のリスクファクターや治療と いった臨床的な事項を含めた画像診断に限らない幅広い内容で、大阪市保健所 の藤本先生にご講演いただきます。  多くの方のご参加をお待ちしています。(10月20日に予定していましたが当 日台風接近のため中止しましたので、下記に変更して開催します。)  日 時:平成17年1月19日(水)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階大講義室  テーマ:乳癌のいろいろ −乳がんの一般的なお話と乳がん検診について−  講 師:大阪市保健所 藤本泰久  参加費:(超音波研究会として)年間2,000円、1回500円  評価点:C−10点  連絡先:住友病院画像診断部 尾羽根範員      E-mail:obane-norikazu@sumitomo-hp.or.jp ★ 生理検査部門よりお詫びとお知らせ ★★★★★★★★★★★★★★★★  行事予定でもおわかりのように12月2日(木)は腹部超音波研究会と心エコー 研究会の日程が同じ日になってしまいました。(講師の先生のご都合に合わせ ての開催となるためですのでご容赦下さい)両方に参加希望の会員には大変ご 迷惑をおかけしますが、事情ご賢察の上ご了承下さい。 ■□■ 学術部 形態検査部門からのご案内 ■□■□■□■□■□■□■□ ★ 病理検査分野からのお知らせ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ●第19回大阪病理技術研究会演題・質問募集のお願い  病理検査分野では平成17年1月または2月に第19回大阪病理技術研究会を開 催する予定で、現在計画を進めています。詳細については来月号の大臨技ニュ ースにてご案内します。そこで、病理技術に関する検討や工夫などの一般演題 を募集いたします。また、技術的な疑問や質問についても、当日可能な限り回 答できればと考えています。  一般演題や質問等何でも結構ですので、下記まで郵送またはメールにてご連 絡お願いいたします。 〒550-0012 大阪市西区立売堀6-3-8 日生病院病理検査室 水口洋一 E-mail:y-mizmiz@m4.kcn.ne.jp ■□■ 学術部 移植検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 輸血移植検査分野 症例検討会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  非溶血性輸血副作用、母子不適合妊娠の症例を取り上げて、グループディス カッションを行う予定です。日赤NATセンターの見学報告も行います。また、 自施設の症例で取り上げて欲しい症例がありましたら、メールで近畿大学金光 までご連絡下さい。  申し込み締め切りは、平成16年12月17日です。検討会終了後、会員懇親のリ クレーションを予定しています。よろしくお願いいたします。  日 時:平成17年1月22日(土)14:00〜16:30  場 所:大阪府赤十字血液センター7階研修室  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院 金光靖      E-mail:yukesu@med.kindai.ac.jp ■□■ 学術部 検査管理部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 情報管理分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  情報管理分野では、国家試験である「情報処理技術者」の「初級システムア ドミニストレータ(初級シスアド)」合格へ向けての講習会を8回シリーズで 開催しています。  参加費は8回通し券で4,000円です。1,000円で1回参加も可能ですので、多 くの方々の受講をお待ちしています。  最新の情報は以下のページに記載しますので、そちらもご参照ください。 ◆http://www.osaka-amt.or.jp/annai/041022.html  日 時:平成16年12月3日(金)18:30〜20:00  場 所:大阪医療技術学園専門学校 2階大教室      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/19.html  テーマ:初級システムアドミニストレータ午前問題講座  内 容:第4回 システム分析  講 師:大阪鉄道病院保健管理部 大江 泰浩  参加費:1回参加 1,000円 8回通し参加 4,000円  評価点:B−10点  連絡先:京阪病院 真鍋史朗      E-mail:manabe@osaka-amt.or.jp ★ 機器管理分野 特別講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  現在、私たちの検査室には様々な免疫学的測定法を原理とする装置が導入さ れ、ホルモン、薬物、感染症の微量物質の分析が行われています。しかしその 装置はブラックボックス化され、私たちは測定原理や機器メンテナンスなど十 分に把握せずに日常業務を行っていることはないでしょうか。  そこで今回の機器管理分野講演会は、「免疫装置の解剖・生理学」をテーマ として免疫装置の測定原理の変遷と進歩、実際の機器の構造、測定機器の検出 感度の違いが検査結果にどのような影響をもたらすのか等を説明していきたい と思います。多くの方のご参加をお待ちしています。  日 時:平成16年12月4日(土)14:30〜17:00  場 所:あべのメディックス8F研修室  テーマ:免疫装置の解剖・生理学  内容1:免疫装置の原理と性能の進歩  講師1:国立病院機構大阪医療センター 渡辺清司  内容2:免疫測定装置の原理及び構造−エクルーシスを例として−  講師2:ロシュ・ダイアグノスティックス 下川洋太郎  内容3:免疫装置の機器管理、その前に危機管理!  講師3:大阪大学医学部附属病院 出口松夫  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  評価点:B−10点  連絡先:松下記念病院中央臨床検査部 中島康仁      E-mail:fwhz2544@mb.infoweb.ne.jp ■□■ 12月の行事予定 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 2日(木)血液検査分野 [形態セミナーシニア]      画像検査分野 [腹部超音波技術研究会]      画像検査分野 [心エコー研究会] 3日(金)情報管理分野 [定期講習会] 4日(土)機器管理分野 [講演会]      糖尿病療養指導士講演会 11日(土)第48回 日本臨床検査医学会 近畿支部例会      第45回 日本臨床化学会 近畿支部例会 18日(土)臨床化学検査分野 [第1回 生物試料分析科学会 近畿支部例会] ◆携帯からでも行事予定表を見ることができます! -----------------------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/ ■□■ 講習会などの報告・感想 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【大臨技よりお礼】  「国民皆保険制度を守る」署名運動にご協力いただきありがとうございまし た。国民医療推進協議会は混合医療解禁反対の署名を国会に請願いたしました。 署名運動にご協力いただいた会員の皆様には厚くお礼申し上げます。 【北支部 自由集会報告】  第16回の今回も前回同様に身近な話題や面白い話題を皆で持ち寄って盛り上 がった講演会となり、懇親会や二次会も充実していた。  話題提供の「一般検査のピットフォール」シスメックス株式会社・宮前英治 先生の講演では、ペットボトルのお茶にはジュースの2倍ものアスコルビン酸 が防腐剤として入っており、尿検査に大きな影響をもたらすという内容やJCCLS の資料内容など詳しく教えて頂き勉強になった。  また、「ベトナムをルポする」−医療事情と食を探る−の高槻赤十字病院検 査部・井野上章先生の講演では、尿の煮沸前後での検査値の変化を基にした話、 そして研修生や学生として我が国に来られたベトナムの方々との交流を趣味の お酒と学問に関連付けて話された。参加人数が少なかったのは残念だったが、 有意義な講演内容であった。 (北支部長・国立循環器病センター臨床検査部 米田孝司) 【中央支部 自由集会報告】  検査技師の生き残り策の一つとして質の向上を考え、患者さんの症状からど のような疾患が考えられ、どのような検査がオーダされるのか、その結果をど のように読んでいけばよいのか等について講演をお願いした。それぞれの症例 を多数提示して頂き、臨床的な所見やCT検査の読み方まで、今まで取り上げら れなかった内容であった。  今回は73名と多数の参加者があったが質問については、フロアーからはあま り手があがらなかった。日常の業務において臨床の場に接することも稀で、CT 等の画像をみる機会もあまりなく、質問が出なかったのでは無いかと考えられ た。今後、検査情報を臨床の場に提供する上においては検査技師も幅広く知識 を得る必要があるのではないかと思われた。 (中央支部長・市立枚方市民病院 西時男) 【南支部 自由集会報告】  10月30日(土)14時15分より「これからの臨床検査−トリビアの和泉−」を テーマに第16回大臨技南支部自由集会を岸和田徳洲会病院3F会議室において 開催しました。まずは希望者による約30分の病院見学。機能性溢れる建物や最 新医療設備に驚き(70ヘエ)、細菌検査室や病理検査室の充実・広さにたまげ ました(92ヘエ)。  15時からは内容盛り沢山の自由集会。着衣のまま非浸襲、約5分で検査が可 能な心臓磁気計測システム“MC-6400:Magnetocardiograph”について日立ハ イテクノロジーズ医用システム営業本部の内藤氏より分かり易く説明して頂い た。64チャンネルの磁気センサから得られる多くの情報はこれからの診断・治 療に無限の可能性を秘めていることや、心臓のみならず脳への応用で劇的な治 療に貢献した事例などが紹介された(88ヘエ)。磁気シールドルーム代込みで 定価1億6千万円、保険点数が1,500点。詳しい資料請求はフクダ電子株式会 社(TEL 03-3815-2121もしくは最寄の営業所)にとの事でした。  続いて正式名称“血液流動性測定装置KH-7;MCFAN:Micro Channel Array Flow Analyzer”広く一般的には“血液サラサラモニタ”の紹介と当日参加ボ ランティア3名のヘパリン血を用いたデモンストレーションをエムシー研究所 の林氏にお願いした。テレビで見ることは何度かあったが実際にデモで見ると サラサラ、ドロドロが良く分かり、3名の結果はサラサラさん(主食:玉葱・ らっきょ・納豆)、ちょっとドロドロ気味さん、ドロドロでタイムアウトさん (93ヘエ)。研修会終了後、ドロドロさんが小声で「あんまり当てにならんで! この装置は」『そうかなあ?あんたの生活習慣見てると当然の結果やけど!』。 装置+CRT+プリンタで定価640万円(税別)。1検体当たりの消耗品代が定価 で約1,200円。保険点数は無いので、導入されている検診センター等では2,000 円〜3,000円位の料金設定が多いそうです。この分野もまだまだ研究の余地が あり、検査技師の出番って感じがしました。詳しい資料請求は興和株式会社( TEL 03-3279-7353)にとの事でした。  内藤氏と林氏にはこの日の為にわざわざ東京から来て頂きました。紙面をお 借りして改めて御礼申し上げます。  続いてニプロ(株)松村氏による「営業マンは見た− 検査室の裏のウラ−」。 ご存知の方も多数おられると思いますが松村氏は今年10月までで、大臨技と兵 臨技を合わせて50数回の勉強会に顔を出されたそうです(81ヘエ)。私はせい ぜい月に1回ですが、当然の如く彼は参加しています。たまに彼の顔が会場に 無いと『病気かな?』と皆で心配する位です。約20分、楽しいお話ともっとも っと勉強会やその後の懇親会に参加しますとの決意表明があった。最後に今回 のメイン(この時点で時刻は17時半を過ぎていた)。  岸和田徳州会病院臨床検査科櫛引副技師長から「笑って覚える最近の医療情 勢〜臨床検査技師の無駄知識となるか〜」をお話しして頂いた。赤福もちから ファーストフード、航空会社と一見医療とは無関係な話題を氏独特の切り口と ユーモアを交えた講演で約1時間楽しく拝聴した(94ヘエ)。4時間15分にも 及ぶ南支部史上最長の自由集会は18時30分に無事終了した。  小雨の中、参加していただいた58名(一般会員40名、賛助会員18名)の皆様、 ほんまにお疲れ様でした。最後に前日に開催した南支部懇親会“29の会”も50 名の参加があり、2時間半大盛り上がりでした。  12月3日は“YMT&29の会合同忘年会”明けて1月21日は“YMT勉強会:何と 今井大副会長の特別講演(100ヘエ)”。こちらも多くの参加をお待ちしてお ります。  では皆様良いお年を! (南支部長・近畿大学医学部附属病院 中江健市) 【院内感染対策講習会参加レポート】  去る、10/22、10/23岡山県にて厚生労働省・日本臨床微生物学会主催の院内 感染対策講習会を受講させて頂きました。当日は天気も良く行楽日和でしたが、 非常に濃い講習内容であった為、外のことや時間の経過も忘れる程集中するこ とができました。  院内感染対策における検査技師の役割について総論的な話から、具体的な内 容、実例、今後の展望など幅広く、かつ、深い内容となっていました。ただ、 講師の先生方も仰っていましたが、検査技師だけの講習会にせず、医師・看護 師と合同で開催してもらいたかったと僕も思います。特に質疑応答では、他職 種の方々の質問は非常に参考になることが多いからです。  今回の講習会で特に面白かったものはワークショップでした。学会などのワ ークショップとは違い、グループ単位に別れ、その中で役割を分担して問題に ついて討論し発表するというもので、具体的には10人程のグループ分けをし、 その内でリーダー、レポーター、書記をそれぞれ決め、グループごとに作成さ れた院内感染対策についての問題を、リーダーを中心に討論し、書記がOHPを 作成してレポーターが発表するというものでした。ちなみに僕はレポーターを 担当しましたが発表よりも討論が面白かったです。  西日本じゅうから集まった受講者の方々は必ずしも微生物検査室がある施設 ばかりではなく、むしろ外注されている施設の方が大多数でしたし、施設規模 や担当されている業務もさまざまでしたので、この討論の時には色々な意見や 考え方にふれることが出来、僕にとっては大きな収穫でした。今回は申込をし ても受講できるのは5倍以上の難関だったそうで、次回はいつ受講できるか判 りませんがまた受講したいと思います。 (結核予防会大阪府支部大阪病院 伏脇猛司) ■□■ リレーエッセイ バトンタッチ ■□■□■□■□■□■□■□■□ 地震のエネルギー ----------------  今年もあと少しとなり、新記録の台風上陸、新潟中越地震と自然の猛威に対 する人間の力なさを痛感した年ではないでしょうか。  ところで、トリビアの泉を。毎日ニュースや緊急地震情報のテロップで流れ るマグニチュード(M)とは何でしょうか。地震のエネルギーを表す単位で 「震源より 100kmの場所に置かれたある標準地震計が記録紙上の最大振幅をミ クロンで読み取り、その常用対数をその地震のマグニチュード」といいます。 日本では東京大学地震研究所の筑波山観測所にある標準地震計の記録を基準に して、気象庁の地震計のネットワークより算出しています。  それでは地震のエネルギーはどれくらいの大きさでしょうか。Mとエネルギー E(ジュール:MKS単位)との間には log10E=4.8+1.5M という関係がありMが 2だけ大きくなるとエネルギーは1000倍になります。そして、驚くことに毎年 世界中の10分の1の地震エネルギーが日本付近で放出されています。  ちなみにM6が広島の原爆と同規模で今回の新潟での本震のM6.8(暫定値) はその約2倍の規模になり、世界最大といわれるチリ地震(1960年)はさらに その約2倍以上の大きさで10メガトンの水爆のエネルギー(広島型原爆500個 分)の10倍もの大きさです。  自然のエネルギーが如何に大きなもので、人間の作り出すものが如何にちっ ぽけなものか、ひょっとしたらこれは日本人の無秩序で自分勝手な自然破壊に 対する警鐘でしょうか。  と反省しながらもすぐに現実の世界にもどり、生理部門恒例のキャンプで、 寒い深夜(丑三つの刻をとっくに過ぎていますが)、ふり降りてきそうな満天 の夜空にちりばめられた星を眺め、過ぎゆく時間をしみじみと心に刻んでいま す。  「来年は欲を出さず、できることをコツコツと実行して少しでもいいから進 歩しよう」と神妙に流れ星に誓いをたてたのですが、横にいる美人の素敵な笑 顔と寝顔に心をドキドキさせています。「進歩のないやつや…。」―――アッ、 タヌキ。  学術部の歩く公序良俗より(あんたが一番タチが悪いんや:生理部門談) (関西医科大学病院高田厚照) ■□■ 知って得するウェブサイト □■□■□■□■□■□■□■□■□■ -----------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/link/web.cgi ◆国民皆保険制度を守りましょう! ----------------------------> http://www.med.or.jp/kaihoken/index.html 小泉首相は10月12日の第161臨時国会の所信表明演説において、「混合 診療」の解禁を推進する旨を明確にしました。混合診療が導入されれば、一体 どうなるのか、などをまとめた日本医師会内のページです。「もしも、『混合 診療』が解禁になったら…」のドラマは、非常にわかりやすくまとめてあり、 必見です。多くの方々に見てもらい、混合診療の実態について知ってもらいま しょう。 ◆メディカルフリーウェア ---------------> http://www.okayama.med.or.jp/topcontents/mfw/mfw.html 岡山県医師会が提供している、医療用フリーソフトウェアを紹介しているペー ジです。血液化学検査など41項目の検査データをコンピュータを用いて自動解 析し、22の主病態(正常状態を含む)についてその可能性を判別する「検査デ ータ自動解析ツール」などが提供されています。 ◆SEOコンテスト -------------------------------------> http://www.seo-association.com/ 「ゴッゴル」という言葉を知っていますか?これはSEO(検索エンジン最適 化)コンテストのために作られた(意味のない)言葉で、10月まではインター ネットで検索してもヒットしませんでした。このコンテストは、日本語版Goog leで「ゴッゴル」を検索したときに、自分のサイトが何番目に表示されるのか を競うものです。興味のある人はチャレンジしてみては? ◆我が妻との闘争 ------------------------> http://www.117.ne.jp/~kure/waga/yometop.html パソコン大好きな夫と、それを全く理解してくれない妻の間で繰り広げられる 闘争の日々を描いた日記です。単行本として出版されるほど人気のあるコンテ ンツで、爆笑ものの内容になっています。ただ、独身男性の方は読むのを控え た方がいいかもしれません。結婚恐怖症になってしまうかも… ■□■ 平成17年度 会費納入のお願い ■□■□■□■□■□■□■□■  平成17年度会費納入時期となりました。会費は前納制をとっていますので、 1月31日までのできるだけ早い時期に納入してください。  なお、1月31日までに納入されないとき(継続の方)は会誌「医学検査」が 中断されますので念のためご案内します。  納入金額 (1)日本臨床衛生検査技師会  10,000 円       (2)大阪府臨床検査技師会   4,700 円       (3)近畿臨床衛生検査技師会   300 円  合計 15,000 円 ●原則として領収書の発行は行いません。郵便振込みの際に渡される半券の領  収書をもって大臨技会費領収書とさせていただいています。従前のような手  書きの領収書を特に必要とされる方は別途大臨技事務所へご依頼ください。 ●新入会員の方は、入会金6,500円(日臨技2,000円、大臨技4,500円)が加算  されますので、合計 21,500円となります。 ●なるべく施設毎にまとめてお振込みください。 ●納入の際は必ず施設名と会員番号をご記入ください。 ●会員の「継続」「入会」「異動」などの届出は、日臨技ホームページのJAMT  IS、または所定用紙の郵送でお願いします。TEL、FAXでの届出はご遠慮くだ  さい。なお、JAMTISによる届出方法に関する詳細、所定の郵送用届出用紙の  綴じ込みは、会誌「医学検査2003年1月号Vol.52、No.1」に掲載されていま  す。届出用紙については、下記URLをご参照ください。  ◆http://www.jamt.or.jp/information/official/shinsei.html ●特に住所変更については、必ず届出をしてください。届出をされませんと、  宅急便のメールサービスを利用した大臨技からの郵送物は、あて先不明で配  達されなくなります。 ●免許申請中で入会された方は、「免許番号・取得年月日」を速やかに大臨技事  務所へ連絡してください。入金登録もできませんし、3月末日をもって除籍  扱いとなります。 ■□■ 編集後記 クールダウン ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ カレーマニアックス ------------------  私は普段自炊することがない。調理に興味がなくほとんど外食だ。たぶん、 実家にいた頃に3食きちんとバランスのとれた食事をしてきたことへの反動で、 料理そのものは好きなのだが「朝はご飯と味噌汁」というような家庭的なスタ イルが嫌いなのだ。一人暮しをして6年になるが未だにコンビニ生活が楽しく てしょうがない。  そんな私でもたまには料理を作ることがある。カレーとビーフシチューとリ ゾットだ。以前知り合いにこれらを作って食べてもらったら絶賛された。はっ きり言って自分でも自信を持って人に出せる一品だ。 カレーの場合、何よりもまずは飴色玉ねぎ。みじん切りにしたらCD一枚聞き終 わるレベルの1時間気長に炒める。これだけは手を抜いてはだめ。市販でペー スト状のものがあるがそれはそれで使って飴色玉ねぎは必ず作る。  次にブイヨンに具を入れて1時間以上。CDの次はDVDでも観ながら2時間ぐら い煮込みたおす。観終わったらルーを入れて完成!ではなく一晩寝かせよう。 この時点でかなりイイ匂いがしているが一口だけ味見をしたらあとはぐっとこ らえてカレーのことは忘れよう。  次の日になったらもう一度温めて食べる前にガラムマサラを投入。適当に味 を整えたら完成。かなり端折って書いたがポイントは飴色玉ねぎと一晩寝かす こととガラムマサラ。激うまなのでお試しあれ。  ちなみに私は10皿分まとめて作るので3日3食カレーだ。黄レンジャーより も食べてると思います。 (今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースでは、皆さんのご意見、情報等お待ちしております。 FAX:06-6644-1128 E-mail:imai@osaka-amt.or.jp 郵送の場合は大臨技事務所までご送付下さい。 1月号の原稿〆切は12月1日(水)、2月号は平成17年1月7日(金)です。 ---------------------------------------------------------------------- copyright(c) 2004 Osaka Association of Medical Technologists. 掲載記事の無断転載を禁じます。