---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースオンライン 第190号       2004年(平成16年)11月 1日   社団法人 大阪府臨床検査技師会 発行   http://www.osaka-amt.or.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ★このメールは等倍フォントで半角70文字程度をベースに作成しています。★ ---------------------------------------------------------------------- 今月のメニュー ■お知らせ         ■学術部 生物化学分析部門からのご案内         ■学術部 生理機能検査部門からのご案内         ■学術部 形態検査部門からのご案内         ■学術部 感染・免疫検査部門からのご案内         ■学術部 検査管理部門からのご案内         ■11月の行事予定         ■講習会などの報告・感想         ■リレーエッセイ バトンタッチ(森川真弓)         ■知って得するウェブサイト         ■編集後記 クールダウン(今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- ■□■ お知らせ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【大阪府地域医療推進協議会からのお知らせ】  9月30日に開催されました大阪府地域医療推進協議会(大阪府医師会、大阪 府歯科医師会、大阪府薬剤師会等同様に大臨技も構成会員です)の中で、11月 25日に「国民医療を守る大阪府民集会」を下記要綱で開催することが決定され ました。 --- ●国民医療を守る大阪府民集会 ―混合診療の解禁がもたらすもの―  日 時:平成16年11月25日(木)14:30〜16:00  会 場:大阪厚生年金会館(ウェルシティ大阪)大ホール      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/17.html  主 催:大阪府地域医療推進協議会 ●参加申込方法  氏名、施設名、会員番号を明記のうえ大臨技事務所宛にFAXにて申し込ん でください。(FAX:06-6644-1128)参加には入場整理券が必要となりますの で申込制です。申込期限は11月4 日です ●開催趣旨  私たち大阪府地域医療推進協議会は、3年前の11月23日に大阪城ホールにお いて、国が進める医療制度改革は大幅な患者負担をもたらし、安心して医療が 受けられなくなるとして、これに反対する2万人府民集会を開催いたしました。 しかし結果的には、患者負担増の流れを完全に止めることは出来ませんでした が、この2万人集会の規模は全国のマスメディアで大きく取り上げられ、医療 制度の改悪に反対する大阪府民のパワーを見せつけました。  この集会から3年を経過しようとしていますが、今度は、政府の会議が経済 の活性化のみを目的に、保険診療と保険外診療の併用、いわゆる混合診療を解 禁するよう強く要求しています。これが解禁されますと、保険外診療の費用は 患者さんの負担になるため、お金のあるなしで医療が受けられる人と受けられ ない人が出てくることなどの不公平が生じることになりかねません。命は平等 であり、必要な医療は誰もが公平に受けたいものです。財政難を理由にして公 的医療保険でまかなう給付の範囲を縮小し、患者さんが負担しなければならな い保険外診療部分だけを拡大しようとしているのです。  いつでも、どこでも、だれもが安心して平等に医療が受けられる世界に誇る 日本の健康保険制度が崩壊してしまう危機的状況を迎えています。先の年金改 革への不信もあって、いま国民は生活不安を募らせています。私たちは、少な くとも病気になったときくらいは費用のことを心配せずに、安心して医療が受 けられるようにしてほしいと心から願い、この大阪府民の集会を開催すること にしました。 ●スローガン  1.いつでも、誰もが安心して受診できる健康保険制度が危ない  2.命は平等!「命の沙汰も金しだい」の混合診療解禁を阻止  3.財政難を理由にした公的医療保険給付の縮小に反対  4.長寿世界一に貢献した日本の健康保険制度を守ろう 【会員交流会のお知らせ -検査クイズ王選手権!-】  日 時:平成16年11月27日(土)14:00〜17:00  場 所:大阪労災病院 中講義室     ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/14.html  内 容:1部・各学術部会の紹介      2部・ゲームおよびクイズ  会 費:新入会員又は入会希望者は無料、その他は1,500円。      (軽食、飲み物、沢山の景品をご用意してます。)  連絡先:阪南中央病院中央検査科 喜舎場智之      E-mail:kensa@hannan-chuo-hsp.or.jp 【医療助成制度の変更について】  各種医療助成制度について大阪府では11月1日より以下のものが変更になり ます。 ◇ 老人医療費助成制度の所得制限額 ◇  市民税非課税または均等割が減免された世帯に属する方で、平成16年11月1 日以降に65歳になる方は、助成対象ならない。 ◇ 一部負担金相当額等一部助成制度の所得制限額 ◇  「一部負担金相当額等一部助成制度」の対象者のうち、老人保健医療に該当 している場合で、結核予防法または精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 による医療を受けている方および特定疾患医療受給者の方について所得制限額 を新たに設定し、259万円以下(本人所得、扶養人数1人の場合)とする。 ◇ 重度障害者医療費助成制度の所得制限額 ◇  助成対象となる方の所得制限額を、本人所得1,000万円以下から462万1,000円 以下(本人所得、扶養なしの場合)に変更。 ◇ 療養附加給付金が支給される被保険者本人も助成対象となる ◇  「老人医療費助成制度」、「重度障害者医療費助成制度」、「ひとり親家庭 医療費助成制度」において、いままで助成対象でなかった、療養附加給付金が 支給される被保険者本人の方も助成対象となる。新たに対象となる方は、平成 16年11月1日以降に申請が必要。 ◇ 制度の名称 ◇  「母子・父子家庭医療費助成制度」が「ひとり親家庭医療費助成制度」に、 「一部負担金相当額等助成制度」が「一部負担金相当額等一部助成制度」に名 称変更。 ◇ 一部自己負担額が必要となる ◇  これまで無料であった「一部負担金相当額等一部助成制度」、「重度障害者 医療費助成制度」、「ひとり親家庭医療費助成制度」、「乳幼児医療費助成制 度」の各対象の方は、1医療機関ごとに、入・通院各1日あたり500円以内で、 月2日を限度に一部自己負担額の支払が生じる。  詳細につきましては各市町村の福祉課およびホームページ等でご確認くださ い。 ■□■ 学術部 生物化学分析部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 臨床化学検査分野講演会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年11月11日(木) 18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階小講義室  テーマ:胃癌の臨床検査  内 容:新たな胃癌検診の方法  講 師:栄研化学株式会社マーケティング統括部 関根和人  参加費:会員700円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 増田詩織      E-mail:shiori-m@kensa.med.kindai.ac.jp ■□■ 学術部 生理機能検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 機能検査分野 講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  知ってますか?不整脈治療のこと。心電図は読めても治療は判らないあなた に今回は頻脈性不整脈の治療について勉強したいと思います。  日 時:平成16年11月25日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階大講義室  内 容:頻脈性不整脈の診断と治療  講 師:大阪市立大学医学部循環器病態内科学 高木雅彦  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪市立医学部附属病院中央臨床検査部 藤岡一也      E-mail:kfujioka@msic.med.osaka-cu.ac.jp ★ 画像検査分野 心エコー研究会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年11月13日(土)13:30〜17:30  場 所:日本シェーリング株式会社      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/05.html  内 容:心エコー研究会100回記念企画      「計測値を徹底的に見直す!            〜数字を一人歩きさせないための計測のポイント〜」  講 師:心エコー研究会幹事一同  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪市立医学部附属病院中央臨床検査部 藤岡一也      E-mail:kfujioka@msic.med.osaka-cu.ac.jp  @@今後の予定@@  日 時:平成16年12月2日(木)18:30〜20:00  会 場:関西医大病院南館臨床講堂2階  内 容:「学会発表の症例報告を再考察する!」(仮題)  日 時:平成17年2月26日(土)  会 場:日本シェーリング株式会社  内 容:「計測」(仮題) ★ 画像検査分野 腹部超音波研究会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年11月16日(火)18:30〜20:15  場 所:大阪市立大学医学部4階大講義室  内容1:紫グループ発表  担 当:阪南中央病院 喜舎場智之      宇治武田病院 小椋智美  内容2:グループ別症例検討  参加費:年会費2,000円、1回参加費500円  評価点:C−10点  連絡先:住友病院画像診断部 尾羽根範員      E-mail:obane-norikazu@sumitomo-hp.or.jp ●11月研究会日程変更のお知らせ  第121回研究会(内容:紫グループ発表)の開催日程が会場の都合で下記の ように変更になりますので、くれぐれもお間違えのないようにご注意くださ い。場所、時間の変更はありません。  変更前:11月17日(水)→ 変更後:11月16日(火)  場 所:大阪市立大学医学部4階大講義室  時 間:18:30〜20:15 ★ 画像検査分野 大阪超音波技術研究会 ★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年12月2日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階大講義室  テーマ:第16回冬期特別研究会  内容1:透析腎癌の超音波診断  講師1:井上病院泌尿器科 児島康行  内容2:泌尿器科の超音波診断  講師2:京都第二赤十字病院泌尿器科 大江宏  参加費:年会費2,000円、1回参加費500円  評価点:C−10点  連絡先:住友病院画像診断部 尾羽根範員      E-mail:obane-norikazu@sumitomo-hp.or.jp ■□■ 学術部 形態検査部門からのご案内 ■□■□■□■□■□■□■□ ★ 一般検査分野 講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今回は日臨技一般検査研究班や髄液検査法編集ワーキンググループでご活躍されている石山雅大技師を迎えてご講演頂きます。また標準化・システム化など今後の一般検査を考える上で重要なテーマも取り上げています。皆様のご参加をお待ちしております。  日 時:平成16年11月20日(土)15:00〜17:30  場 所:大阪産業創造館会議室E      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/18.html  内容1:尿試験紙の標準化について  講師1:シスメックス株式会社尿推進グループ 宮前英治  内容2:一般検査室のシステム化  講師2:大阪赤十字病院検査部 金子正彦  内容3:一般検査UP DATE -尿検査・髄液検査の向上のために-  講師3:弘前市立病院検査科 石山雅大  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  共 催:シスメックス株式会社  評価点:C−10点  連絡先:市立吹田市民病院中央検査部 佐々木正義      E-mail:makko@abox4.so-net.ne.jp ■□■ 学術部 感染・免疫検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□ ★ ウイルス検査分野 特別講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今回は、ウイルス性肝炎を中心に肝疾患病態の超音波所見、臨床検査データ を専門医が診る場合の視点についてご講演して戴きます。  日 時:平成16年11月25日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪医療技術学園専門学校2階講堂      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/19.html  テーマ:ウイルス性肝炎から肝硬変の超音波所見、                      専門医の臨床検査データの診方  内容1:肝炎・肝硬変における超音波像  講師1:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 前川清  内容2:専門医から診た肝疾患における臨床検査データ  講師2:近畿大学医学部附属病院消化器内科 福永豊和  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 岡田和敏      E-mail:kz-okada@kensa.med.kindai.ac.jp ★ 微生物検査分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  抗菌薬と耐性菌はこの半世紀に亘って攻防を繰り返し、将来もこの戦いは続 くでしょう。抗菌薬を投与する場合、臨床医は患者の病態、感受性成績から経 験的に抗菌薬を選択する場合が多いですが、抗菌薬の進化もさることながら、 耐性菌の増加、耐性機構の複雑さはますます高度となり、「敵を知り、己を知 れば百戦危うからず」と言われる様に抗菌薬と耐性菌の関係を知って治療に臨 むことは重要なことです。  今回の講演では耐性菌の現状や耐性機構を中心に、現状の抗菌薬の投与法が 今まで通りでよいかどうかを考え直してみましょう。皆様奮ってご参加くださ い。  日 時:平成16年11月30日(火)18:30〜20:00  会 場:大阪市立大学医学部4階中講義室  内 容:感染症検査と臨床に役立つ抗菌薬情報と投与方法-耐性菌を中心に-      1.進化するβ-ラクタマーゼ      2.MRSAの現状と将来:BIVRとは      3.排出蛋白による耐性はどこまで寄与するか?      4.濃度シミュレーター      5.MICは万全か?  講 師:萬有製薬株式会社市販後臨床開発推進部 松田耕ニ  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:(社)阪大微生物病研究会 坂本雅子      E-mail:masako@biken.osaka-u.ac.jp ■□■ 学術部 検査管理部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 情報管理分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  情報管理分野では、国家試験である「情報処理技術者」の「初級システムア ドミニストレータ(初級シスアド)」合格へ向けての講習会を8回シリーズで 開催しています。  参加費は8回通し券で4,000円です。1,000円で1回参加も可能ですので、多 くの方々の受講をお待ちしています。  最新の情報は以下のページに記載しますので、そちらもご参照ください。 ◆http://www.osaka-amt.or.jp/annai/041022.html  日 時:平成16年11月5日(金)18:30〜20:00  内 容:第2回 ハードウェア  講 師:関西医科大学附属香里病院 佐藤 裕司  日 時:平成16年11月19日(金)18:30〜20:00  内 容:第3回 ネットワーク  講 師:大阪市立大学医学部附属病院 山下 亘  テーマ:初級システムアドミニストレータ午前問題講座  場 所:大阪医療技術学園専門学校 2階大教室      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/19.html  参加費:1回参加 1,000円 8回通し参加 4,000円  評価点:B−10点  連絡先:京阪病院 真鍋史朗      E-mail:manabe@osaka-amt.or.jp ■□■ 11月の行事予定 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 4日(木)血液検査分野 [形態セミナージュニア] 5日(金)情報管理分野 [定期講習会] 11日(木)臨床化学検査分野 [定期講演会] 13日(土)画像検査分野 [心エコー研究会] 16日(火)画像検査分野 [腹部超音波研究会] 19日(金)情報管理分野 [定期講習会] 20日(土)一般検査分野 [講習会] 25日(木)国民医療を守る大阪府民集会(事前申込制)      機能検査分野 [定期講習会]      ウイルス検査分野 [定期講習会] 27日(土)会員交流会 30日(火)免疫検査分野 [定期講習会]      微生物検査分野 [定期講習会] ◆携帯からでも行事予定表を見ることができます! -----------------------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/ ■□■ 講習会などの報告・感想 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【吹田市《みんなの健康展》開催される】  今年も9月11日と12日に吹田のメイシアターにおいて、みんなの健康展が開 催されました。昨年の健康展終了後に開催された反省会の中で、医師会・技師 会・栄養士会合同の健康チェックの企画が一昨年以上に高く評価されたことで、 今年も健康展の目玉としてより市民の方に健康をアピールできるようにがんば ろうということでスタートしました。  技師会としては好評だった各種検査の充実と件数UPに取り組むため昨年同 様にボランティアを技師会ニュースで募集し万全の体制で臨む予定でした。し かし、人員の確保は年々厳しくなり直前まで参加者が足らないということでド タバタし、参加していただいた技師の方には大変ご迷惑をかけました。  開催前日に完璧(?)と思った各コーナーのレイアウトや順番券制度も、ス タート時における予想以上の混雑と説明不足のために不備が発生、同時に生じ た機器のトラブルも重なり混乱が続きました。初日終了後2時間以上かけて全 面的にレイアウトを変更し2日目に挑戦、機器のトラブルは有りましたが前日 よりスムーズに進みました。終わってみれば2日間で延べ35名の技師と21名の メーカー担当者と4名のボランティアが協力してくれました。各コーナーでの 件数は下記に記載しましたとおり昨年以上の大変なにぎわいとなりました。  今年も盛況のままに終了しましたが、同時に例年以上の問題が発生しました。 健康展の目的は市民の皆さんに健康な時点でも常に健康に対する意識を持って もらうこと、そのためには健康診断を定期的に受けてもらいたいということで す。それに対して我々検査技師のできることは自分達の専門性を生かして検査 の内容を市民の方にわかっていただくことと判断しました。参加される全ての 技師が担当項目に精通していない点に関しては、経験者とペアーを組んだり事 前研修を行なったりして技術UPに努力してきました。健康展では参加した技 師が全員で簡易的ですが検査のデモンストレーションができるように進めてい きました。  その中で例年以上に発生したトラブルの対処がきっかけで市民の方の考える 健康展での検査と、我々の考える検査のあり方に想像以上のギャップがあるこ とが判りました。我々は手渡す資料の中でも口頭でも正式な検査は病院で行な ってくださいと説明しています。しかし現実には健康展での参加で済ませてし まう方が少なからず存在しました。このことは我々の本来の目的に合わないの では……。  次年度の計画はまだ反省会が開催されていませんので不明ですが、この企画 には大きなターニングポイントを迎えたようです。健康展の持つ意味は不変と 思いますが、時代の流れに合った健康展とはどうあるべきか、根本から考え直 す必要がありそうです。 (第2地区区長 本岡敬一郎) 【「茨木市'04みんなの健康展」に参加して】  先日、茨木市保健医療センターで開催された、「茨木市’04みんなの健康展」 に初めて参加させていただきました。  医師会コーナーに設けられた臨床検査部門では、各種疾病の画像展示や血行 測定、臨床検査の解説(血糖値検査など)、骨密度測定や心電図検査などを行 いました。  朝から天候に恵まれなかったにもかかわらず、多数の方々に参加していただ き、心電図検査も大好評でした。訪れた方の中には、「毎年この健康展に来て 検査を受けて、健康管理をしているのよ。」「ここで心電図検査をしておくと、 1年間安心できるわ。」などとおっしゃる方もおられ、皆さん健康に対する関 心が高まっていることを実感しました。  また、医師会コーナー以外にもたくさんのコーナーが設けてありました。薬 剤師会による“薬なんでも相談”、保健所による“「たばこ」コーナー”“栄 養相談”、歯科医師会による“歯の健康診査、健康相談”等、私も一市民とし て参加してみて、自分の健康管理に対する関心が高まり、非常によい経験にな りました。  このように素晴らしい健康展へ、ますます多くの市民の参加を希望するとと もに、茨木市内にある病院の臨床検査技師の交流の場になれば、と思います。 (藍野病院検査科 前田景子) ■□■ リレーエッセイ バトンタッチ ■□■□■□■□■□■□■□■□ ケガの巧妙? ------------  10月に入った辺りから、急に朝晩が冷え込むようになりました。私は毎朝、 自宅から最寄り駅まで自転車で通っているのですが、さすがにここ数日はちょ っと一枚羽織るくらいでは寒く、コートが欲しいなと思うようになりました。  「今週末にでも新しいコートを買いに行こうかな?」と思っていた矢先、コ ンタクトレンズを落としてしまいました。自転車を漕いでいると何の前触れも なくコンタクトがはずれ、風に乗ってヒラヒラ〜とどこかへ行ってしまいまし た。使い捨てのものではなかったので慌てて自転車を降りて探したのですが見 つからず、結局コートを諦めてコンタクトを買う羽目に…。度も合わなくなっ てきたし、長い間眼科で検査をしてなかったので、なくなって丁度良かったの かなと思っています。  少し前に、コンタクトをしている人はしていない人に比べて眼病になりやす く、特に目に異常を感じても受診しなかったり、定期検診を受けていない人に 多いという話を聞きました。私も構わず使ってしまう事があるので、これを機 会に定期検診を受けるようにしようと思っています。 (大阪警察病院付属人間ドッククリニック 森川真弓) ■□■ 知って得するウェブサイト □■□■□■□■□■□■□■□■□■ -----------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/link/web.cgi 今月はたばこに関するサイトを集めてみました。 ◆禁煙医師連盟ホームページ -----------------------------------------> http://www.nosmoke-med.org/ 医師・歯科医師の広範な連携によって、国民の健康をタバコの害から守ること を目的として作られた、禁煙医師連盟のサイトです。いかにタバコには害があ るか、ということを豊富なデータで提示してくれています。また、禁煙を考え ている方へ向けての案内などもあります。 ◆たばこと健康 ----------------------> http://www.health-net.or.jp/tobacco/front.html (財)健康・体力づくり事業財団が提供している厚生労働省の最新たばこ情報に 関するページです。たばこのリスクについての説明や、規制に関する関係法規、 子供や女性への影響や対策についてなど、たばこに関する様々な情報が網羅さ れています。 ◆インターネット禁煙マラソン --------------------------------------> http://www.kinen-marathon.org/ 禁煙外来で有名な高橋医師が主催している、インターネットのメールを利用し て禁煙を行うプログラムです。メーリングリストやメールマガジンのシステム を利用することで、大勢の仲間のアドバイスや励ましを受けて自分にあった方 法で禁煙をすることができます。禁煙を考えておられる方は、早速アクセスし てみましょう。 ◆禁煙対策の為のホームページ --------------------------------> http://www.asunet.ne.jp/%7Ekakezono/ たばこの映像写真や文集などを集めたページです。これらを見ていると、たば この怖さが実感できるかと思います。たばこを止められない人は、一度、ご覧 になってはいかがでしょうか?また、怖いものを見るのがお好きな方にもお勧 めできるかも。 ■□■ 編集後記 クールダウン ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ プラスマイナス --------------  誰にだってツイてる日とツイてない日があるのを感じたことが多々あるだろ う。ツイてる日は何をやってもうまくいく。反対にいつもと同じことをやって もその日ばかりはどうしてもうまくいかないツイてない日。そんな日が続くと 「もう何をやってもダメ。なんで私ってこんなに運が悪い人間なんだろう」と 思いがちだ。そしていったんそう思うとよほどのラッキーが来る日までその気 持ちから抜け出せない。  私が思うにツイてるツイてないは50/50だ。プラスな日があれば同じだけマ イナスな日があってもおかしくない。私の場合、今日は本当にツイてないな〜 と感じると「今日はドボンやな〜こんな日もたまにはあるからいいか」と思う ようにする。  大事なのは「たまには」と意識して思うことだ。毎日がプラスやマイナスの 両極端な日々なわけでない。実際マイナスな日以外は一日無事に終わってる方 が多いのだ。マイナスな日はダメージが大きい分その印象がどうしても強くな ってしまう。これをずるずると明日にまで持ち越すか持ち越さないかは自分の 気持ちの持ちよう次第だ。  気持ちをプラス思考に切り替える時に手助けになるのが友人の言葉や本や歌 のフレーズだったりする。それを聞いたり読んだりした時に強く意識して信じ ようとする力が明日への活力となるのだと思う。「失ったものがあっても同じ だけあとで絶対いい拾い物をするから大丈夫なの。卑屈になることはない。人 生プラスマイナス収支合うから。プラスの時にどれだけ意識できるかだけのこ と! 」そう言ってこの間泣いて落ち込んでた友人にちらっと話したら元気にな ってくれた。それを見て私もなんだか嬉しくなって元気が出てきた。運の流れ には逆らえないが気持ちだけは流されたくない。 (今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースでは、皆さんのご意見、情報等お待ちしております。 FAX:06-6644-1128 E-mail:imai@osaka-amt.or.jp 郵送の場合は大臨技事務所までご送付下さい。 12月号の原稿〆切は11月7日(日)、1月号は12月1日(水)です。 ---------------------------------------------------------------------- copyright(c) 2004 Osaka Association of Medical Technologists. 掲載記事の無断転載を禁じます。