---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースオンライン 第186号       2004年(平成16年) 7月 1日   社団法人 大阪府臨床検査技師会 発行   http://www.osaka-amt.or.jp/ ---------------------------------------------------------------------- ★このメールは等倍フォントで半角70文字程度をベースに作成しています。★ ---------------------------------------------------------------------- 今月のメニュー ■お知らせ         ■学術部 生物化学分析部門からのご案内         ■学術部 生理機能検査部門からのご案内         ■学術部 形態検査部門からのご案内         ■学術部 感染・免疫検査部門からのご案内         ■学術部 移植検査部門からのご案内         ■学術部 検査管理部門からのご案内         ■7月の行事予定         ■気になるギモンにお答えします!         ■講習会などの報告・感想         ■リレーエッセイ バトンタッチ(酒井正容)         ■知って得するウェブサイト         ■編集後記 クールダウン(今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- ■□■ お知らせ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【第4回大臨技フォーラムのご案内】  平成15年4月から特定機能病院では、入院治療に関して疾患別1日あたり包 括支払い方式(DPC:Diagnosis Procedure Combination)が導入され、また、 平成16年4月の診療報酬改定ではこのDPCが拡大されることになりました。  これからの検査は出来るだけ少なく効率的に実施する傾向が一層強まるもの と思われます。このように、今、我々の身近で、医療環境が大きく変わろうと している中、第4回大臨技フォーラムでは昨年度の第2回と同様に出来るだけ 多くの情報を会員の皆様に提供する事を目的に企画することに致しました。  また、特別講演には、国立南和歌山病院名誉院長 森脇要先生にこれからの 包括医療における病院の在り方について病院長のお立場でご講演をお願いしま した。これからの臨床検査技師・検査室の在り方を考える上で重要なお話を聞 けると考えます。お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。 日 時:平成16年7月17日(土)13:30〜19:00 場 所:阪南パラドーム 3階クスノキホール     ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/03.html 照会先:第4回大臨技フォーラム実行委員長 野村ちづる(住友病院)     E-mail:nomura-chiduru@sumitomo-hp.or.jp  ●あいさつ●                   大阪府臨床検査技師会会長 森嶋祥之  ●第1部 チーム医療●  司会           大阪府立急性期・総合医療センター 西川洋子                           阪奈病院 竹内啓子 1.『内視鏡技師』               大阪労災病院 出野憲由 2.『病棟回診』                 関西電力病院 吉岡郁子 3.『NST(栄養サポートチーム)』   市立岸和田市民病院 杉山昌晃  ●第2部 提供責任●  司会 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻生態情報科学講座 岩谷良則                         松下記念病院 東山孝二 4.『病棟臨床検査説明』      近畿大学医学部附属病院 松村佳永子 5.『輸血療法に関するインフォームドコンセント』                      国立循環器病センター 河合健 6.『ISO/TC212と国際規格』       三菱化学ビーシーエル 仲田健次  ●第3部 厚生行政●  司会                  デイド・ベーリング 松尾久昭                     大阪医科大学附属病院 村上澄子 7.『PSA(患者の安全を守るための医療関係者の共同行動)』                          南大阪病院 山内一浩 8.『病床削減』      ロシュ・ダイアグノスティックス 工藤憲太郎 9.『保険医療情報化』              小阪産病院 栗本孝司  ●第4部 精度保証●  司会                日本医学臨床検査研究所 佐守友博                  大阪市立大学医学部附属病院 髭野泰博 10.『細菌検査精度管理ガイドライン試案』  エスアールエル 保知戸和憲 11.『NEQAS(共通外部精度管理事業)』                    日本臨床衛生検査技師会 前川芳明 12.『世界的な検査データ共有化の流れ』       栄研化学 藤橋和夫  ●第5部 特別講演●  司会            大阪府臨床検査技師会常務理事 運天政五郎 『包括医療を見据えたこれからの病院経営』 −クリニカルパスとナレッジマネジメント−                    国立南和歌山病院名誉院長 森脇要 【第4回 糖尿病療養指導士講演会のご案内】  昨年度よりシリーズで開催いたしておりますこの講演会ですが、今回は「療 養指導の3本柱その2−食事療法−」をテーマに下記の要領で開催いたします。  糖尿病という生活習慣病において食生活をみなおすことは最も重要で、前回 の「運動療法」とともに「療養指導の基本」となります。  糖尿病教室や教育入院で検査技師が療養指導に関わることも多いなか、スタ ッフとして話題になる場面も増えているのではないでしょうか。集団指導と個 人指導の双方から患者を支えていらっしゃる藤原伊津子先生には「食事療法と 糖尿病療養指導士との連携」というタイトルで特別講演をお願いしています。  なお、「栄養サポートチーム(NST)」というもう一つの「チーム医療」 に関するお話も予定していますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。  日本糖尿病療養指導士認定更新のための研修会として<第2群>(糖尿病療 養指導研修単位)1単位申請中です。<第1群>自己の医療職研修単位−臨床 検査技師−1単位として、どちらか一方で認定申請可能です  日 時:平成16年7月10日(土)13:50〜17:10(13:20より受付開始)  会 場:アピオ大阪(大阪市立労働会館)      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/07.html  テーマ:療養指導の3本柱その2〜食事療法〜  内容1:NST(栄養サポートチーム)から学ぶチーム運営のヒント               きっこう会多根総合病院中央検査部 竹浦久司      当院での病棟業務における臨床検査技師の役割と問題点                 若弘会若草第一病院臨床検査課 神農和枝  内容2:特別講演「食事療法と糖尿病療養指導士との連携」               大阪府済生会吹田病院栄養部課長 藤原伊津子  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:B−15点  主 催:大阪府臨床検査技師会  共 催:ロシュ・ダイアグノスティックス 【献血推進委員会 ほんわかボランティア】  -- 今年の夏季『献血の呼びかけ』を行います! --  会員の皆様、今年も暑い夏の季節がやってきました。8月にはアテネオリン ピックが開催されます。健康であることが当たり前の様な現代でも、輸血を必 要としている人達は大勢います。  毎年暑い夏と寒い冬には献血者が激減します。この時期にこそ医療に関わる 我々が率先して献血に関わるべきでは…とスタートした献血ボランティアも、 早20回目を迎えることになりました。これだけ続けることが出来ましたのも会 員皆様の協力があってのこと。  今回も自らが献血出来る方はもちろん、献血は出来ないけれど市民の方への 呼びかけを手伝ってくれる方など多くの会員の参加を要請します。  日 時:平成16年7月24日(土)10:00〜16:30  場 所:難波グリーンガーデン(南海難波駅北すぐ)  活動内容:献血への協力・呼びかけ(献血キャンペーンティッシュの配布)  研修点:B−10点 【休日HIV抗体検査・相談事業(VCT)実施についての協力のお願い】  (特定非営利活動法人 HIVと人権・情報センター理事長 五島 真理為)  厚生労働省では平成16年度から新規のエイズ対策として休日HIV抗体検査 ・相談事業を開始することなり、大阪市とHIV人権・情報センターが実施担 当者として、準備を進めております。本事業は保健所などの行政機関でなく、 民間組織が市民に対するカウンセリングと併せて、しかも即日結果通知を前提 として、安心かつ迅速な検査を行うことにより、広汎な人々の利用を可能にす る画期的なモデル事業として、全国初の試みとなるものです。  つきましては、本事業の円滑な開始を可能とするため、ぜひとも大臨技会員 の皆様のご協力を得たくお願い申し上げます。なお本事業の企画・実施に関し ましては吉原なみ子先生(国立感染症研究所)をはじめとする専門家の方々に 全面的にご協力いただいております。  ◆http://www.osaka-amt.or.jp/announce/20040630.html 【パブリックコメント募集!】  大臨技では広く会員からのご意見をいただくために大臨技Web上でパブリッ クコメントを求めています。  内容は、 1.チーム医療への臨床検査技師の参画促進       2.他学術団体との近畿医学検査学会の共同開催       3.在宅医療への臨床検査技師の進出       4.その他大臨技に対するご意見要望など  の4項目です。多くのご意見をお待ちしております。  ◆http://www.osaka-amt.or.jp/announce/20040616.html 【お詫びと訂正】  大臨技会報(第189号)に掲載ミスがありました。お詫びして訂正いたします。  ◆http://www.osaka-amt.or.jp/announce/20040701.html 【技師会入会登録が終了していない新入会員の勉強会参加について】  技師会に入会を申請中の方で大臨技の勉強会に参加されるときは会費の郵便 振込み用紙の控えをもって会員とみなしますので、会場受付で「振込み控え」 を提示していただきますよう、お願い申しあげます。  会場受付にて口頭で「入会申請中」と勉強会に参加された場合は、次の勉強 会に参加される際は必ず「振込み控え」または「会員証」の提示をお願いしま す。 ■□■ 学術部 生物化学分析部門からのご案内 □■□■□■□■□■□ ★ 臨床化学検査分野 講演会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年7月8日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階小講義室  内 容:腎疾患診療の実際  講 師:大野記念病院院長 岡村幹夫  参加費:会員700円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 増田詩織      E-mail:shiori-m@kensa.med.kindai.ac.jp ★ 免疫検査分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年7月6日(火)18:30〜20:00  場 所:大阪医療技術学園専門学校  テーマ:絵で見る免疫学パート5 〜抗体による細胞傷害〜      抗体依存性細胞傷害・補体の活性・4つのアレルギー  講 師:アボット・ジャパン株式会社 高木淳  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪医科大学附属病院中央検査部 上田一仁      E-mail:uedaya@poh.osaka-med.ac.jp ■□■ 学術部 生理機能検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■ ★ 機能検査分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  体内の磁気を計測することで心臓の電気的活動を測定することが可能に!  電極を使うこともなく、服を着たままで、数十秒で精密診断も可能なシステ ムが世界に先駆け日本で開発されました。現在、欧米でも開発中ですが日本で はすでに薬事もとおり、保険適用可能な検査になっています。心磁図の基本原 理から臨床応用まで開発者の神鳥明彦博士(日立製作所基礎研究所)にご講義 頂きます。あなたも是非最新のテクノロジーに触れてみて下さい。  日 時:平成16年7月22日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階大講義室  テーマ:心臓検査を心電波形診断から画像診断へ変貌させる心磁計(MCG)誕生      〜着衣・無電極・無侵襲・数十秒で、精密診断から胎児心磁図まで  講 師:日立製作所基礎研究所 神鳥(かんどり)明彦  評価点:C−10点  募集人員:100名   (事前申し込みは不要。資料は1人1部で先着順に配布します)  共 催:株式会社日立ハイテクノロジーズ、フクダ電子株式会社  連絡先:大阪市立大学医学部附属病院 中央臨床検査部 藤岡一也      E-mail:kfujioka@msic.med.osaka-cu.ac.jp ★ 平成16年度 生理機能検査部門 超音波研修会 ★★★★★★★★★★★  「日常検査に生かす標準的な検査法の習得」として、循環器超音波検査に関 する研修会を開催します。研修会のねらいは、日ごろ実施している検査法に間 違いはないか、原点に返って、基本的手技・検査に必要な知識を習得し、参加 者の日常検査のレベルアップを図るということです。多くの方々のご参加をお 待ちしています。  日 時:平成16年9月25日(土)、26日(日)  場 所:関西医科大学附属病院  内 容:1.初心者向け心エコーの基礎      2.心機能(収縮能)      3.心機能(拡張能)      4.ステップアップ編(コロナリー、TDIなど)      5.頸動脈エコーの基礎  講 師:関西医大教授 岩坂壽二、大阪市大 室生卓(講演決定)他      近畿地区生理検査部門世話人      (実技指導は技師会会員の認定超音波検査士)予定  定 員:80名(事前申し込み制、先着順に受付します)  参加費:15,000円(資料、昼食等含む)  参加資格:社団法人 日本臨床衛生検査技師会会員  主 催:社団法人 大阪府臨床検査技師会 学術部生理機能検査部門  共 催:超音波機器メーカー予定  連絡先:大阪市立大学医学部附属病院 中央臨床検査部 藤岡一也      E-mail:kfujioka@msic.med.osaka-cu.ac.jp  詳 細:◆http://www.osaka-amt.or.jp/annai/040925.html  参加申し込み方法は、官製はがきの裏面に、エコー研修会参加希望と朱書し、 氏名、年齢、会員番号、超音波(心臓・血管)経験年数、経験症例数、施設名、 施設住所、郵便番号、電話番号(内線)、E-mailアドレス、日ごろの検査 でお困りのことや質問および、実技で実習したい項目を優先順位をつけて3つ (例:頸動脈、心エコー基礎、コロナりー、拡張能、心エコー弁膜症、心機能、 etc.)具体的に記入の上、官製ハガキにて以下の宛先へお送りください。こち らで受付の可否を折り返し、ご連絡させていただきます。なお、締め切りは20 04年8月末日必着とします。   〒545-8586(住所不要)   大阪市立大学医学部附属病院 中央臨床検査部 藤岡 一也 宛 ■□■ 学術部 形態検査部門からのご案内 ■□■□■□■□■□■□■□ ★ 血液検査分野(事前申込み制) 形態セミナーシニア ★★★★★★★★  日 時:平成16年7月1日(木)18:30〜20:00  場 所:あべのメディックス 7階研修室B  評価点:C−10点  連絡先:松下記念病院 村瀬幸生      E-mail:murase.yukio@jp.panasonic.com ★ 細胞検査分野 細胞診定期講習会(ジュニアコース)★★★★★★★★★  日 時:平成16年7月16日(金)18:45〜20:15  会 場:大阪府立成人病センター本館6階講堂      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/09.html  内 容:消化器領域の細胞診  講 師:淀川キリスト教病院 福島成之  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪府立成人病センター細胞診 芦村 純一      E-mail:asimura-ju@mc.pref.osaka.jp ★ 一般検査分野 講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  7月の一般検査分野講習会をご案内させて頂きます。皆様のご参加をお待ち しております。  日 時:平成16年7月14日(水)18:45〜20:15  テーマ:一般検査基礎講座4「上皮細胞」  講 師:市立吹田市民病院中央検査部 佐々木正義  日 時:平成16年7月28日(水)18:45〜20:15  テーマ:一般検査基礎講座5「髄液検査法」  内容1:髄液検査の基礎・大阪府における髄液検査の現状について  講師1:市立吹田市民病院中央検査部 佐々木正義  内容2:髄液検査の標準化について  講師2:済生会中津病院大塚検査室 井尻良子  場 所:クレオ大阪中央セミナーホール      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/11.html  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:市立吹田市民病院中央検査部 佐々木正義      E-mail:makko@abox4.so-net.ne.jp  8月分の予定は〔8月21日(土)尿沈渣実習(申込制)会場:南大阪臨床検 査専門学校〕となっています。申込方法など詳細は8月号に掲載致します ★ 大臨技・兵臨技共催 第1回病理・細胞検査合同講習会のご案内 ★★★  日 時:平成16年8月21日(土)13:00〜18:00  場 所:大阪府立成人病センター本館6階講堂      ◆http://www.osaka-amt.or.jp/map/09.html  内容1:CD分類の概要と病理検査での現状                    兵庫医科大学病院 輸血部 池本純子              大阪市立大学医学部附属病院 病理部 佐々木政臣  内容2:子宮頚部・体部の臨床と病理・細胞診      1.“婦人科医の立場から”                兵庫医科大学病院 産婦人科教室 小笠原利忠      2.“病理医の立場から”                      市立堺病院病理・研究科 棟方哲  参加費:会員1,000円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:日生病院中央臨床検査部 水口洋一      E-mail:y-mizmiz@m4.kcn.ne.jp      大阪府立成人病センター細胞診 芦村純一      E-mail:asimura-ju@mc.pref.osaka.jp  備 考:細胞学会研修単位を取得予定  詳細については8月号でご案内いたします。 ■□■ 学術部 感染・免疫検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□ ★ 疫学分野 第一回定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年7月15日(木)18:30〜20:00  場 所:大阪市立大学医学部4階中講義室  テーマ:新型インフルエンザの脅威  講 師:大阪市立環境科学研究所研究副主幹 村上 司  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:大阪市環境保健協会検査室 福山博文      E-mail:yuka6-16@zeus.eonet.ne.jp ★ ウイルス検査分野 定期講習会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  HIV感染の最新情報とHIV検査における抗原・抗体の同時検出の有用性、 およびHBVの遺伝子変異(コアプロモーター、プレコア変異)等について、 検査側の立場から最新情報に関するご講演を戴く予定です。  日 時:平成16年7月20日(火)18:30〜20:00  場 所:大阪医療技術学園専門学校  テーマ:HIVとHBV変異の最新情報  内容1:HIV感染の最新情報と抗原抗体同時検出の有用性  講師1:日本ビオメリュー株式会社マーケティング部 笹田陽一  内容2:HBVの遺伝子変異(コアプロモーター、プレコア変異)      ―検査側からー  講師2:株式会社ビー・エム・エル学術営業課長 石広 志  参加費:会員500円、非会員3,000円(会員証をご持参下さい)  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 岡田和敏      E-mail:kz-okada@kensa.med.kindai.ac.jp ★ 微生物分野 基礎技術講座 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  第2回基礎技術講座を9月に開催いたします。今回の基礎技術講座は、呼吸 器感染症検査をメインとした実習中心の講習会です。  実際の塗抹→染色・鏡検→培養・同定→薬剤感受性といった日常の検査手順 を想定した実習の中で、微生物検査の取り組み方や基本的な操作をはじめ、鏡 検における起炎菌の推定の仕方、培地の見方、判定の仕方など一緒に学んでい きましょう。今回は、従来の実習よりご自分の目で標本を見ていただいく時間 を多く取り、明日からのルーチンに活かすべく、鏡検技術を磨いていただきま す。また、呼吸器感染症の主な起炎菌の中から、日頃お目にかかれない細菌の 供覧も予定しております。  実習だからといって難しく考えないで下さい。この技術講座の目的は、「基 礎技術の習得」にあります。社会人1年目に微生物検査室に配属になった方、 ローテーションで技師人生初めての微生物検査業務にドキドキされている方、 職場に微生物検査について質問できる先輩がいなくて困っている方など、微生 物検査についていろいろ考え、日頃疑問に思っていることなどディスカッショ ンすることで、疑問点解消ができるかもしれません。  参加希望の方は、所属(施設名・所在地・電話番号)、氏名、連絡先(メー ルアドレス)を、以下のあて先へ官製はがき又はメールにてお申込下さい。メ ールによるお申し込みの際は、メールタイトルを“第2回基礎技術講座参加” としてください。  日 時:平成16年9月11日(土)13:00〜18:00            12日(日)09:00〜15:00  場 所:大阪市立大学医学部  会 費:5,000円(テキスト代含む)  募集人数:20名(定員になり次第、締め切らせて頂きます)  評価点:C−10点  申込先:近畿中央胸部疾患センター研究検査科細菌検査室 竹野 華      〒591-8555 大阪府堺市長曽根町1180      E-mail:hosana@kch.hosp.go.jp ■□■ 学術部 移植検査部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 輸血・移植検査分野 定期講演会 ★★★★★★★★★★★★★★★★★  日 時:平成16年7月10日(土)13:00〜14:30(受付12:30〜)  場 所:大阪府赤十字血液センター7階研修室  内 容:心臓手術と周術期の管理(心臓移植も含めて)  講 師:国立循環器病センター心臓血管外科臓器移植部 庭屋和夫  参加費:会員500円、非会員3,000円  評価点:C−10点  連絡先:近畿大学医学部附属病院 金光靖      E-mail:yuketsu@med.kindai.ac.jp  講演会終了後、同じ会場で輸血業務質問コーナー(15:00〜16:00)を開設 します。輸血移植分野の世話人が、日頃の輸血業務の疑問、質問にお答えしま す。こちらにもご参加ください。  また、平成17年1月に開催予定の症例検討会で取り上げる症例を、会員の皆 様から募集します。自施設の症例で取り上げて欲しい症例がありましたら、メ ールにて近畿大学 金光までご連絡下さい。 ■□■ 学術部 検査管理部門からのご案内 □■□■□■□■□■□■□■ ★ 精度・機器管理分野からのお知らせ ★★★★★★★★★★★★★★★★  年間行事予定の中で7月31日に予定していました機器管理講演会ですが、講 師調整の都合上、延期とさせていただきます。開催日等が決まり次第、大臨技 ニュースにてお知らせいたします。 ■□■ 7月の行事予定 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 1日(木)血液検査分野 [基礎講座] 6日(火)免疫検査分野 [定期講習会] 8日(木)臨床化学検査分野 [講演会] 10日(土)糖尿病療養指導士講演会      輸血・移植検査分野 [定期講演会]      微生物検査分野 [基礎技術講座] 11日(日)微生物検査分野 [基礎技術講座] 14日(水)一般検査分野 [一般基礎講座] 15日(木)疫学検査分野 [定期講習会] 16日(金)細胞検査分野 [定期講習会]      画像検査分野 [心エコー研究会] 17日(土)大臨技フォーラム 20日(火)ウイルス検査分野 [定期講習会] 21日(水)画像検査分野 [腹部超音波技術研究会] 22日(木)機能検査分野 [定期講習会] 24日(土)献血ボランティア 28日(水)一般検査分野 [一般基礎講座] ◆携帯からでも行事予定表を見ることができます! -----------------------------------------> http://www.osaka-amt.or.jp/ ■□■ 気になるギモンにお答えします! ■□■□■□■□■□■□■□■ Q.今の病院では、血液型オモテ検査は、紙の上で、抗A、抗B、抗Dを一滴   づつおき患者さんの血液を少しとり、混ぜてその後、すぐにガーゼで余分   な液を吸い取ります。それも、一人ずつやるのです。なぜ、すぐ吸い取る   のか質問したら、反応を止める為、また、血液型判定用紙にのせたままだ   と、紙なので、紙がとけてきて擬陽性になるからというものです。   これには、私としては、少し疑問に思います。抗体と患者さんの血液を混   ぜて、すぐに余分な液をガーゼで吸い取る必要があるのでしょうか?凝集   が弱い人は、ゆっくり反応すると思うので、抗体と血液を混ぜて2〜3分   は、反応してから、余分な液を吸い取った方が良いと思うのですが…。   また、余分な液を吸い取る必要があるのでしょうか?(以前勤めていた病   院では、そのまま自然乾燥でした)血液型判定用紙は、多少は撥水性があ   るように思うのですが紙がとけて、擬陽性という事があるのでしょうか? A.回答は…こちらを参照下さい!            ----> http://www.osaka-amt.or.jp/mtqa/qa083.html ■□■ 講習会などの報告・感想 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【施設連絡者会議に参加して】  平成16年5月8日(土)午後5時〜7時15分、阪南パラドームで開催された 施設連絡者会議に参加しました。土曜日の夕方という悪い条件にも関わらず、 多数の参加がありました。  定刻通り、森嶋会長の挨拶から始まり、田畑理事、運天理事の“診療報酬改 定・今後の医療行政動向について”、和光純薬 山根正己氏の“体外診断用医 薬品プロモションコードについて”、米田北支部長、西中央支部長、中江南支 部長の各支部活動報告、吉本理事の“日臨技総合情報システム(JAMTIS)の説 明・利用方法について”、最後に朝山日臨技副会長の法改正を含む“これから の日臨技活動について”等々,盛り沢山の内容で大変勉強なりました。  特に、“診療報酬改定・今後の医療行政動向について”は切実な問題で、精 度を向上させながら、コスト削減を考えていかなければならないと痛感しまし た。  しかし、約 130分の中で多くの演題をこなすことに無理があったのではない かと感じました。一部に重複する内容もあり、演題をもう少し絞り込んだ方が 良かったのではないかと思いました。また、案内葉書に会場の地図が記載され ていなかったため、初めて阪南パラドームに来られた参加者は、地下鉄昭和町 から会場まで行くのに苦労されたようでした。案内葉書には地図を記載した方 が良かったのではないかと感じました。  最後に、この会議の企画・準備・お世話等をされました理事ならび事業部世 話人の皆様、本当にご苦労様でした。今後も会員に役立つホットな話題で開催 されることを期待します。 (株式会社 日本医学臨床検査研究所 堺支所 岩崎和敏) ■□■ リレーエッセイ バトンタッチ ■□■□■□■□■□■□■□■□ だんじり祭り ------------  あと2ヶ月余りすると岸和田だんじり祭りが開催される。毎年9月14日、15 日に行われ、もちろん地元の小学校や中学校は休みになる。  私も生れてこの方ずっと参加しており、就職してからも現在に至るまでずっ と祭りの日には休みをいただいている。しかし、今年から祝日法の改正により、 敬老の日であった9月15日が平日になることもあり、実に39年ぶりの平日開催 である。そんなことから、曳き手の人数の減少さえも懸念されている。  ところでなんと言っても祭りの醍醐味は、各町自慢のだんじりが市内を勇壮 に駈け抜ける姿ではないだろうか。それと、曲がり角を直角に曲がる『やり回 し』は何度経験しても興奮するものであり、見物の際は必見である。  だんじりは総ケヤキ造りで重さ約4トンあり、老若男女が参加する祭りで、 まさに地域密着型のイベントである。最近はだんじりを新調する町が多く、私 が曳いている『宮本町』もやっと新調が決まり、去る4月11日に原木祭が行わ れ、4年の歳月をかけて平成20年の完成予定である。  通常、だんじり1台を新調するのにかかる費用は、約1億円といわれるくら い非常に高価なものであるが、そこは岸和田っ子の心意気、私もだんじりの新 調費用にすでに数十万円寄付をしている。  さて、これからの2ヶ月間は祭りに向けて身体を調整し、万全の体調で望み たいと考えている。皆さんの中でも休暇が取れそうな人は是非、一度見物に来 られては…。 (ベルランド総合病院 酒井正容) ■□■ 知って得するウェブサイト □■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆ニッポン地元通情報 GANSO -------------------------------------------> http://www.gansodesu.net/ 全国各地のグルメ・音楽・映画・観光地情報、温泉案内などが掲載されている サイトです。地元に密着したタウン誌ならではの視点で、各地の隅から隅まで 歩き回った取材力で集積した情報が掲載されており、とても役立つこと間違い なし! ◆文化遺産オンライン ---------------------------------------------> http://bunka.nii.ac.jp/ 文化庁と総務省が連携し、国や地方の有形・無形の文化遺産に関する情報を積 極的に公開すること等を目的とする「文化遺産オンライン」を始めました。作 品の検索も可能で、とても知的好奇心を刺激されるサイトです。 ◆@Police ---------------------------------------> http://www.cyberpolice.go.jp/ ネットワークセキュリティに関する様々な情報を提供する警察庁作成のサイト です。インターネットで使われている用語集や一般パソコンユーザー、サーバ ー管理者、子供向け、それぞれのネットワークに関わる事項が掲載されていま す。このホームページをみて、職場や家のネットワークセキュリティを見直し てはいかがですか? ■□■ 編集後記 クールダウン ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ひらめき力トレーニング ----------------------  前回までの Cool Down…と言いたいくらいの勢いだが、24は Season2まで完 結してしまったので秋に始まる Season3まで中毒生活は一時休止である。24を 貸してくれた人は他に何か面白いネタでも見つけたかなと思い、ある日その人 のところを尋ねてみた。  すると何やらパズルをしているではないか。パズルと言ってもジグソーパズ ルではなく旅館や民宿の和室に置いてそうな暇つぶし用の頭の体操的タイプの もので、7つくらいのパーツをいろんな配置に置いて星の形や船の形を作って いくものだ。レベルも初級から上級まであり非対称型や対称型と何十通りもの パターンが出題されている。  これはやらないわけにはいかないだろう!さっそくやってみたのだがこれが 意外に難しい!どー頑張ってもパーツが1つ足りなかったり余ってしまったり するのだ。しかしやっていくうちにだんだんコツというのもわかってくるので 2次曲線的に形が完成していくのだがさすがに上級になってくると相当難しい。  どんなに時間をかけて集中してやってもどうしてもできない。いいかげん疲 れてきたのでTVを観ながら携帯電話片手にダラダラいじくってたら…  え?できた!?できたのだ!他の図形もやっていくうちに気づいてきたのだが、 やってみてできなかったら一旦止めて時間をおいてからまたやってみると最初 とは違うやり方が思い浮かびやすいのだ。パッとひらめく回数が増えてきてる のを実感するのだ。  こういうパズルは自分の“ひらめき力”をアップさせるにはいいトレーニン グになるのではないだろうか。これが仕事にも活かされることを期待しながら 今日は知恵の輪を買ってしまった。キリがないのはわかるのだがしばらくはパ ズルな毎日が続くだろう。一度お試しあれ。 (今田晶子) ---------------------------------------------------------------------- 大臨技ニュースでは、皆さんのご意見、情報等お待ちしております。 FAX:06-6644-1128 E-mail:imai@osaka-amt.or.jp 郵送の場合は大臨技事務所までご送付下さい。 7月号の原稿〆切は7月7日(水)、8月号は8月4日(水)です。 ---------------------------------------------------------------------- copyright(c) 2004 Osaka Association of Medical Technologists. 掲載記事の無断転載を禁じます。