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Last Update : 2004.08.05

着色尿と尿試験紙法

Question 85

 尿の定性試験(尿試験紙)を行う際に肉眼的血尿を認める場合に尿の色が試験紙について判定に迷います。そのような検体(血尿、薬尿)着色検体はどのように測定したらよいでしょうか?

Answer

 着色尿の測定につきましては、JCCLSが2001年にまとめた「尿試験紙検査法」JCCLS提案指針には以下のように記されています。

 着色尿や薬尿による結果の誤認がある。尿試験紙は、試験紙上の呈色を目視判定や機器における反射率を測定するため、着色尿の影響を受ける。機器判定では着色尿の影響をブランクパッドによって補正をする機器もあるが、完全に補正できるとは限らないので注意が必要である。薬尿の疑いがある場合には、薬剤の投与を中止したのち検査する必要がある。

 上記のように尿試験紙検査はその測定原理から、尿の着色による影響を完全に避けるのは難しいと思われます。

 臨床側へはコメントの付記(「強度の肉眼的血尿」「薬剤による着色あり」など)をするなど、検査結果に着色尿の影響があった事を知らせることが必要かと思います。各項目での可能な限りの確認試験を行うことも重要です。また呈色反応に影響を与える物質の情報をメーカーとの協力などで調査し、熟知しておく必要があると思います。

(社団法人 大阪府臨床検査技師会)



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