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Last Update : 2004.05.27

腹部エコーの最低検査所要時間は?

Question 82

 ある病院で健診の腹部エコーの単位に、多く入れられて一人で悪戦苦闘しているのに受診者から怒号を聞き、管理部からはもっと早く取れといわれて2〜3分でとっており、いつ見落としで訴えられるかと戦々恐々としているそうです。学会等で最低検査所要時間のガイドラインはないでしょうか?できれば健診とルーチンに分けて教えてください。

Answer

 お問い合わせの件ですが、超音波学会、超音波検査学会、消化器検診学会(超音波部会)などのweb等も調べましたが、検査時間に関するガイドラインは無かったように思います。(時間で規定すると逆に見落としがでることもあると思います。)

 以下は私見です。

 条件としては、ドックや検診のスクリーニングで有所見が少ない人が対象で、スキャンのみ所見はつけない、詳しい所見は後でDrのチェック等があるとして、衣服の着脱等は検査時間に含めないと仮定して考えますと、以下のように思います。患者さんの体格等による画像の見やすさにも影響されるので一概には言えませんが、施行者の方が超音波の経験が相当ある場合ですと5〜6分くらいで検診のスクリーニングで可能かと思います。2〜3分はすこしつらいかなと思います。

 いずれにせよ、時間制限を設けてするようなことは出来ません。平均すると検診で5分、スクリーニングで10分くらいが妥当な線ではなかろうかと思います。(患者の体型や所見の多寡にも左右されることは勿論です)

 検査所用時間についての考え方はDrによっても違いがあること、相談者のご質問の内容では所見の付け方など不明な部分も多いことから、以上あくまでも参考意見として聞いていただければ幸いです。

(大阪市大医学部付属病院 中央臨床検査部 藤岡 一也



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