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| Last Update : 2004.5.16 |
血液型判定で凝集が出たとき
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Question 80 血液型の判定においてウラ試験でO型血球に凝集した場合、うちの施設では、まずもう一度やり直し、それでも凝集が認められる場合には、加温処理を実施しています。 37℃ 20分で加温処理を実施して判定するのに、遠心せずに判定した方が良いのか、通常通り遠心して判定した方がよいのでしょうか? |
| Answer ウラ試験のO型血球が凝集する原因としては、寒冷凝集素や室温で反応する不規則抗体、連銭形成、ボンベイ・パラボンベイのヒトの抗Hや抗HI、市販のO型血球を使用した場合は添加されているEDTAなどの薬剤に対する反応などがあります。 加温して判定するのは、寒冷凝集素などの室温で反応する抗体の影響を除くためですが、ご心配のように遠心をすれば操作中に室温に戻るため影響を受けやすくなると思いますが、遠心操作が無ければ抗Aや抗Bの反応も弱く、通常は遠心操作後の判定で良いと思います。そして、検査を進める上でA、B、O血球3本とも同一条件で反応させ、判定することが重要です。非常に強い寒冷凝集素がある場合は、ただ加温するだけでは陰性化しません。 その場合は、 また、患者血球に寒冷自己抗体が強く感作され、オモテ試験やRh(D)判定で疑陽性反応が起こる場合もありますので注意が必要です。 その場合は、血球を温めた生理食塩液で洗浄したり、追加採血が可能であれば、採血後血球を洗浄するまで冷えないよう加温したままで操作すれば、疑陽性が防止できる場合があります。 O型血球の反応が加温操作で陰性化しない場合は、抗体スクリーニングをあらかじめ実施して、室温で反応する同種抗体がないか、クームス法で同種抗体の有無が確認できるのかを検査しておくと、余裕をもって輸血の準備が出来ます。 オモテ試験がO型で、ウラ試験でA血球、B血球、O血球がすべて凝集した場合は、非常に稀ですがOh,Omhの可能性もあります。これは、患者血球とHレクチンの反応で確認できます。連銭形成の場合は、加温による変化はありません。顕微鏡で凝集血球を観察すれば独特の像が認められますので、その場合は、生理食塩液添加法や上清置換法で影響を除くことが出来ます。 (社団法人 大阪府臨床検査技師会) |
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