Dairingi icon >  大臨技TOP > 臨床検査Q&A Index >  臨床検査Q&A Q73
Last Update : 2004.2.29

当直時における梅毒検査

Question 73

 夜間(当直時)における梅毒検査はどのようにすればよいのでしょうか?

 また、梅毒の第一期における感染性はどの程度でしょうか?

Answer

 夜間(緊急検査)の梅毒検査について、基本的には、STS法とTP抗原法の2法を併用するべきですが、感染性の指標になるの は、STS法なのでSTS法のみでよいと思います。 迅速性と簡便性ということを考えると、STS法であるRPR法でよいと考えますが、用手法のため判定に個人差が出る点で問題です。 しかし、今の時点ではこの方法が最善です。 判定が容易なイムノクロマト法のRPR法ができればいいですね。

 1期梅毒というのは顕症梅毒で初期硬結、硬性下疳を発症しているわけですからTpが皮疹に多数存在しています。 そのため、感染性は非常に強く、万代診療所の統計では 1期梅毒患者のセックスパートナーへの感染率は82%程度であったと記憶しています。 また、血液からの感染については、母親が感染後まもない抗体陰性期に出産し、 臍帯血、母体血ともに梅毒反応が陰性で、後に新生児の先天梅毒発症によって感染が明らかになった症例があることから、感染後のTp血症は、ごく初期から起こっていると考えられます。 このことから血液の感染性は弱いながらあると言えます。


(大阪府藤井寺保健所 川井 和久



前へもどる   Indexへもどる   次へ行く

 Copyright (C) 2004 Osaka Association of Medical Technologists. All rights reserved.
wwwosaka icon