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Last Update : 2002.09.23

透析患者の血中Ca濃度について

Question 43

 透析を行っている医院からCaの基準値が施設によって違いすぎるとご指摘がありました。
 o-CPO法での基準値は各施設どの位違うのか教えてください。
 あと透析患者のCa値は、保存状態によっては、低値になる傾向がありますか?

(匿名)

Answer

 施設により透析患者の血中Ca濃度にバラツキが見られるのは、透析施設または
個々の透析患者によって使用する透析液のCa濃度が異なるためです。
 現在、市販されている透析液のCa濃度(Ca++)は3.5mEq/L、3.0mEq/L、2.5mEq/L
の3種類ですが、これを施設によっては目的別に濃度調整して使用します。
 透析液のCa濃度は骨代謝の重要なファクターであり、一般的には透析中のCaバラン
スが負にならないように調整します。透析液中のCaの至適濃度は3.0〜3.5mEq/L
(6.0〜7.0mg/dl)あたりとされていますが、透析患者の合併症として多発する二次
性副甲状腺機能亢進症や腎性骨異栄養症などの治療のために活性型ビタミンD3製剤
やリン吸着剤としてカルシウム製剤などの薬剤使用中で、Ca濃度の高い透析液で高カ
ルシウム血症を起こす場合などは、Ca濃度の低い透析液を使用します。

(特定医療法人仁真会白鷺病院 吉本 勝美



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