Dairingi icon >  大臨技TOP > 臨床検査Q&A Index >  臨床検査Q&A Q36
Last Update : 2002.06.17

EIAとELISAの違い

Question 36

 免疫の本を読んでいてよく分からなかったのですが、EIAとELISAの違いは何なのでしょうか? 出来れば具体的に教えていただけませんでしょうか。

Answer

 EIAとは抗原抗体反応を利用して物質を測定する方法のうち、「酵素を標識物とする方法」の「総称」です。 EIAにはご存知のように均一系(Homogeneous)と不均一系(Heterogeneous)があり、ご質問のELISAは不均一系のものです。

 不均一系は競合法と非競合法に大別されます。この系は高感度ですが、検出したい物質の分子量はある程度の大きさが必要になります。

 競合法は、一定量の抗体をビーズやプレートなどに固相化し(固相化しない方法もある)、被検試料(目的物を検出したい試料)ならびにあらかじめ用意してある一定量の酵素標識抗原を同時に反応させ、結合できた酵素標識物の量から被検試料中の抗原(目的物)の量を知る方法です。

 一方、非競合法は競合法と同様に抗体(あるいは抗原)を固相化して、そこに被検試料(目的物)を反応させた後、酵素標識抗体を反応させることにより目的物の量を知る方法です。

 ELISAは、このように固相化した方法でのEIAのことを指します。

参考文献

  • 新訂 臨床検査講座23 臨床免疫学 医歯薬出版
  • 免疫学辞典(第2版)東京化学同人
  • 酵素免疫測定法 医学書院

社団法人 大阪府臨床衛生検査技師会

 今回の回答は、小野川 傑先生(杏林大学保健学部・免疫学)に教えて頂きました。ありがとうございました。



前へもどる   Indexへもどる   次へ行く

 Copyright (C) 2002 Osaka Association of Medical Technologists. All rights reserved.
wwwosaka icon