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Last Update : 2002.04.25

ポルフィリンテストの方法と使用試薬

Question 34

 Haemophilus spp.の確認に使われているポルフィリンテストの方法と使用試薬を教えてください。よろしくお願いします。

Answer

 ヘモフィリスは発育にX因子(ヘミンまたは他のポルフィリン)およびV因子(NADま たはそのリン酸塩)のいずれか一方または両方を要求するグラム陰性桿菌と定義され ています。

X因子の要求は、呼吸酵素に必要なポルフィリンを合成できないことを示しており、 この性状を利用することでヘモフィリス属の菌種を鑑別しています。通常はX因子お よびV因子を染み込ませた濾紙を使用し培地に菌を接種しその濾紙の周りの発育の有 無をみることで両因子の要求をしることができます。

しかし、X因子については培地中にX因子を含むものが多く培地の選択によっては偽 陽性となることもありえます。そこで、X因子についてはδアミノレブリン酸からの ポルフィリン合成能をみることでその要求性をしることができます。

これがいわゆるポルフィリンテストです。通常、H.influenzaeは陰性、 H.parainfluenzaeは陽性です。また、他の菌種でX因子を必要とする菌種は上記のよ うにポルフィリンを合成できないため陰性となります。

検査試薬はダイヤヤトロンからRID Zyme (リドザイム) POR(ポル)テストという 試薬名で発売されています。

(関西医科大学病院 中央検査部 細菌検査室 中村竜也



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