大臨技公益事業部 手話講座(2)

9.【一口メモとQ&A】

 検査にあたり、技師とのコミュニケーションがうまくとれないために、困る場合があると思います。そこで手話通訳の方に、いくつか尋ねてみました。

Q1.  口頭や筆談で意志の疎通が十分に図れず、検査ができないときは同行して通訳をお願いできますか?
A1.  できます。検査に入る前に何の検査をするのか、どのように行うのかを通訳者に説明を事前にすませておくと検査がスムースに行えます。
Q2.  法律で検査中同行してはいけない検査は決まっていますか?
A2.  法律で定められている訳ではありませんが、X線に被爆する可能性がある検査、つまり、胸部レントゲン撮影などには同行できません。それ以外の検査には同行できます。
Q3.  検査に同行してもらいたい時は検査する側から依頼できますか?
A3.  依頼できます。ただし、裸になるような検査、たとえば心電図検査等は、ご本人に通訳者が検査に同行することの承諾を得ておいて下さい。同時通訳を必要としない検査では事前に通訳者から被験者に検査内容の説明を済ませておいていただくのも検査をスムースに行うための一つの手段といえます。

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