第55回日臨技近畿支部医学検査学会

学会長挨拶

第55回 日臨技近畿支部医学検査学会
学会長 運天 政五郎

平成27年度日臨技近畿支部医学検査学会開催にあたりご挨拶申し上げます。
本学会、第55回日臨技近畿支部医学検査学会は第58回日本臨床検査医学会近畿支部総会、第35回日本衛生検査所協会近畿支部学術研究発表会と同時開催です。

学会テーマは、「臨床検査から医療への主張」をメインテーマとし、サブテーマを「~点から線そして面へ、臨床検査の可能性を求めて~」としました。

全国展開している臨床検査データ標準化、臨床検査技師による検査の説明・相談や平成26年6月18日に「臨床検査技師等に関する法律」が可決され、診療の補助として患者さんから検体採取が出来るようになったことなど、臨床検査技師が医療チームで担う役割は大きくなることが予想されます。これらのことを踏まえて、サブテーマを「臨床検査の可能性を求めて」としました。

学会内容は、シンポジウム9企画、教育講演6企画、一般演題、府民公開講座、日臨技・大臨技特別企画をはじめ臨床検査関連機器メーカーや試薬メーカーにご協力をいただいて機器・試薬展示やランチョンセミナーを開催します。

府民公開講座は、NHK関西で報道されました大阪大学医学系研究科ツインリサーチセンターが研究している同じ遺伝子を持つ一卵性双生児が遺伝や生活環境が高血圧や骨粗しょう症、認知症等の病気に及ぼす影響を調べる「双子が拓く予防医療、未来医療」を大阪大学医学系研究科教授 岩谷良則先生にご講演いただきます。

大臨技企画では「海外における臨床検査技師の資格制度」について神戸常盤大学保健科学部医療検査学科教授 坂本秀生先生にご講演いただき、海外で臨床検査技師に求められているニーズを考えてみたいと思っています。

3団体合同企画として毎回好評で参加者があふれているReversed CPCを広い会場をとって第58回日本臨床検査医学会近畿支部総会総会長の稲葉 亨先生はじめご指導頂いている検査医の先生を中心に多くの会員が一堂に会して勉強します。

最後に企画運営等にご協力いただいた関係各位にお礼と皆様にとって本学会が有意義な学会になることを祈念してご挨拶とさせていただきます。